更年期障害で不整脈になる原因と5つの予防法!心臓病が関係アリ!?

「不整脈が原因で突然死してしまった人がいる」という話を聞いたりして、不整脈はとても怖いもの

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期に入ってからドキドキするようになりました。更年期障害で不整脈がおきることはあるのでしょうか?
くみちゃん先生
はい、更年期障害で不整脈がおきやすくなることもあります。
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更年期障害で不整脈になる原因

更年期に悩む主婦・山田さん
なぜ更年期障害で不整脈になるのでしょうか?
くみちゃん先生
更年期障害で不整脈になる原因は、主に自律神経の乱れです。

不整脈とは、脈が速くなったり、遅くなったり、正しいリズムを打たなくなることを指します。

不整脈の主な原因は、心臓の疾患や、糖尿病・高血圧などの生活習慣病です。しかし、更年期には更年期特有の原因で不整脈をおこすことがあります。

 

自律神経の乱れ

自律神経が乱れると不整脈をおこしやすくなります。

私たちは更年期になると、卵巣機能が低下してしまい、女性ホルモンの分泌量が一気に低下します。通常は脳からの指令で女性ホルモンを分泌するのですが、歳を重ねるにつれ、脳から指令がきても女性ホルモンを分泌できなくなってしまいます。

脳は、体にとって必要な女性ホルモンを分泌してほしくて、何度も卵巣にむかって指令をだします。しかし、卵巣機能は低下してしまうと自然に元に戻ることはないので、やっぱり女性ホルモンは作ることができません。「脳が卵巣に指令を出しても反応がない」状態が続くと、脳が混乱し、自律神経が乱れてしまうのです。

更年期に悩む主婦・山田さん
脳が混乱して自律神経が乱れてしまうんですね。でも、なぜ自律神経が乱れると不整脈になるんですか?
くみちゃん先生
自律神経が乱れると、「活動の神経」と呼ばれる交感神経が優位になり、ドキドキしやすくなるんです。

あなたも、緊張してドキドキが止まらなくなったことはありませんか?緊張をしたりストレスを感じるとドキドキしてくるのは、交感神経が刺激されて脈拍が早くなるからです。

更年期には誰でも、女性ホルモンが減少し自律神経が乱れてしまうので、何もしなくてもドキドキしやすくなるのです。「更年期に入ってから不整脈が増えた気がする」という人は、更年期障害が原因の可能性が高いのは、このためです。

 

更年期障害による不整脈の症状

・急にドキドキする、脈が速くなる
・体がフラフラする
・疲れやすい
・めまいがする
・階段をのぼると息切れがする

など、更年期障害によっておきる不整脈は、長期間続かないことが特徴です。ほとんどが一時的なもので「気がついたら忘れている」レベルのものが多いとされています。

 

更年期障害で不整脈がおきるのを予防する方法

くみちゃん先生
不整脈は、主に生活習慣と食生活を改善することで予防できます。

ストレスを解消する

毎日ストレスを感じていたり思い悩むことがあって、心に強く負担がかかると、自律神経が乱れて不整脈をおこすことがあります。

特に、更年期は悩みを抱えやすく、ストレスも感じやすい時期です。「旦那にイライラしてしまう」「子どもの今後が心配になる」「両親の介護はどうしよう?」「家計に不安がある」など、あなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか。

「私はそこまでストレスを感じていないけど・・・」と思っていても、実は見えない部分ですごくストレスを感じていて、頑張り過ぎてしまうことが多くあります。

最近、スカッとするようなことや、心の底から楽しいと思えることはありましたか?少しでも心が落ち着いて、癒されると感じることはありましたでしょうか?忙しい毎日を送っていて頑張り過ぎてはいませんか?

ぜひこの機会に、少しでもいいので「ストレス解消になる」と感じることをしてください。これまでたくさん働いて頑張ってきたご自分の心と体を労わってあげてください。そうすることで、ドキドキしてつらい思いをすることもきっと減るはずですよ。

 

しっかり睡眠をとる

あなたは毎日ぐっすり眠れていますか?「なかなか寝付けない」「夜中に目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」など、眠りに関する悩みはありませんか?しっかり睡眠を取れていないと、自律神経のバランスを崩し、ドキドキしやすくなることが分かっています。

また、私たちが寝ているあいだ、体は、昼間にたくさん働いてくれた血管の回復作業に入っています。しっかり寝ることで、次の日も正常に働くことができます。

しかし、夜中に眠って血管が修復されないと、血管は疲れた状態のまま働くことになります。血管が疲れた状態だと、血行がスムースに流れなかったり、急にドキドキする原因になってしまうのです。

しかし、更年期はどうしても睡眠トラブルを抱えやすい時期でもあります。「よく眠れてないし、ドキドキも気になる」場合は、まず睡眠トラブルを解消するところから始めてみてください。

更年期の眠りについては、「更年期障害による不眠・眠れない原因と解消法とは【薬・生活習慣】」を参考にしてくださいね。

 

軽い有酸素運動をする

「ドキドキするから運動するのが怖い」という人もいるかもしれませんが、適度な有酸素運動は不整脈の予防に役立ちます。

有酸素運動…ウォーキングなど、酸素を必要とする負荷が弱い運動。
無酸素運動(筋トレ)…腹筋や短距離走など、酸素をあまり必要とせず筋肉への負荷が強い運動。

不整脈を予防するために重要なのは、有酸素運動を行うことです。有酸素運動は心拍数があがり過ぎないため、不整脈を悪化させることはありません。むしろ、自律神経を整えて、ドキドキを予防することができます。

「不整脈・心臓病の治療と暮らし方(伊東春樹著)」によると、運動は1日30分以上、週3~5回が理想だとされています。

しかし、運動はなかなか始めにくいものです。「運動しなきゃ・・・」とプレッシャーやストレスを感じてしまうと、より不整脈を悪化させてしまいます。初めは「ちょっとお散歩する」程度でもいいので、体を動かすことを意識してみてくださいね。

また、無酸素運動(筋トレ)は心臓に大きな負担を与えるため、不整脈を悪化させる可能性があります。不整脈が気になるときは、無酸素運動は控えるようにしてください。

 

たばこ・お酒を控える

たばこには「ニコチン」と「一酸化炭素」が含まれているのですが、この二つが不整脈を引き起こしやすくします。

ニコチンには、血圧・脈拍を上昇させる作用があります。一酸化炭素は、体中に酸素を運んでくれている「ヘモグロビン」と結びつき、酸素を運ぶ力を低下させてしまいます。酸素を運ぶ力が低下すると心臓への負担が大きくなり、ドキドキしやすくなります。

厚生労働省のデータによると、「喫煙者は、非喫煙者に比べて、心臓病になる確率が3倍である」ことも分かっています。

命に危険を及ぼす恐ろしい病気にかからないためにも、喫煙は控えるようにしましょう。

また、お酒は適量飲むことを心がけてください。過剰な飲酒は不整脈を誘発するとされています。

お酒には利尿作用があるため、トイレが近くなりますよね。トイレに行き体の水分が排出されると、血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなるのです。もちろん少しお酒を飲んだだけで血管が詰まることはありませんが、毎日多量のお酒を飲んでいる場合、可能性はないとは言えません。

お酒は適量にし、また、飲んだあとはお水をしっかり飲むようにしてくださいね。

 

カフェインは適量にする

カフェインには交感神経を刺激したり、血管を収縮させる作用があるため、不整脈を誘発することがあります。コーヒーや緑茶などを好んで飲んでいる人は、カフェインで不整脈がおきているかもしれません。

適量なら問題はありませんが、一日に何倍も飲んでいる人は注意が必要です。カフェイン飲料自体を控えるようにするか、最近多く見られるカフェインレスコーヒー(デカフェ)を活用するようにしてください。

また、カフェインの摂取は「なかなか寝付けない」「夜中目が覚める」などの睡眠トラブルを起こす原因になることも分かっています。ぐっすり寝て不整脈を起こさせないためにも、カフェイン飲料の摂取量には気を付けるようにしてくださいね。

 

更年期障害による不整脈におすすめの漢方薬

「どうしてもドキドキするのが気になる」という人には、以下のような漢方薬もおすすめです。

加味逍遙散(かみしょうようさん)…めまい、頭痛、肩こり、のぼせ、イライラ、不安感などにも効果があります

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)…神経過敏や精神不安など、気分の不調にも効果があります

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)…立ちくらみ、めまいなどにも効果があります

漢方薬について、詳しくは「更年期障害の症状を改善する漢方薬まとめ!メリット・副作用など」を参考にしてくださいね。

 

更年期障害による不整脈と一般的な不整脈の違い

更年期に悩む主婦・山田さん
頻繁にドキドキするのですが、もしかして更年期が原因ではない不整脈なのでしょうか?更年期障害による不整脈と、一般的な不整脈の違いが知りたいです。
くみちゃん先生
あまりに長期間・頻繁にドキドキする場合は、更年期障害が原因ではないかもしれません。

一般的な不整脈がおきる原因は、

・心臓病、高血圧・肥満などの生活習慣病
・睡眠不足、過労
・自律神経の乱れ

などがあげられます。「不整脈は突然死につながる危ない病気」だと言われることもありますが、これは間違い。おおよそ9割の人は命に危険を及ぼさない不整脈だと言われています。ですが、心臓病によって不整脈がおきている場合、命への危険があります。

心臓病は、動悸・呼吸困難・胸痛・めまい(失神)が四大症状です。以下のような症状が頻繁におこる場合、心臓病の疑いがあります。

・安静にしているときに急に動悸がおきる
・安静にしているときに呼吸困難がおきる
・胸が重く圧迫されるような感じがする
・目の前が急に暗くなり意識が薄らぐことがある
・足のむくみが長期間解消しない

このような症状がある場合、病院で検査を受けるようにしてください。

また、症状がなくても定期的に検査を受けるようにしましょう。面倒でも健康診断を受けておくことで、自分の健康状態を把握し、どのように予防・対策すべきかが分かります。

 

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