更年期障害で足のむくみがひどくなる原因と6つの解消法!おすすめ漢方薬も

更年期障害で足のむくみがひどくなる原因と6つの解消法!おすすめ漢方薬も
更年期に悩む主婦・山田さん
更年期に入ってから足がむくみやすくなったのですが、更年期障害でむくみが出ることはあるのでしょうか?
くみちゃん先生
はい、更年期障害でむくみやすくなることがあります。

・足がパンパンにむくんでいる
・足がだるくてしょうがない

などの症状に悩んでいませんか?そのむくみは、更年期特有の原因でおきているかもしれません。

・ふくらはぎ周辺がボコボコしている
・ひざの裏にチリチリとした血管が青く透けている

場合は、要注意!足のむくみが重症化している可能性があります。

「足のむくみはいつもおきることだから、大丈夫かな」と言って放置すると、ふくらはぎの広範囲が浅黒く色素沈着してしまったり、ひどいときには潰瘍ができてしまうことも・・・。そこまで重症化すると、手術でしか完治しなくなってしまいます。

 

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更年期障害でむくみがでる原因

更年期に悩む主婦・山田さん
なぜ更年期障害でむくみやすくなるのでしょうか?
くみちゃん先生
更年期障害でむくみがでる原因は、
①自律神経の乱れ
②筋肉量の低下
などがあげられます。

私たちの体には動脈静脈が通っていて、その中を血液が流れています。

心臓から体のすみずみへは「動脈」を使って血液が流れ、体に必要な酸素や栄養を届けています。また、体のすみずみから心臓へは「静脈」を使って血液が流れ、不要な老廃物や二酸化炭素を心臓に戻す役割をしています。

しかし、足元には重力が強くかかるので、足に流れた血液は自力で心臓に戻ってくることができません。そこで使わているのが「筋ポンプ作用」です。筋ポンプ作用とは、歩いたり運動をするとふくらはぎの筋肉がポンプのように静脈を圧迫して、静脈の血液を押し上げることです。

「運動不足」や「立ちっぱなし」だとむくみが起きやすくなるのは、これが理由です。

ですが、更年期には、「運動不足」や「立ちっぱなし」などの原因とは別に、更年期特有の原因でむくみやすくなってしまいます。

 

自律神経の乱れ

私たち更年期の女性がむくみをおこしやすい主な原因は、自律神経の乱れにあります。

「自律神経の乱れ?私はおこしてなさそうだし、あんまり関係ないかも」と思う方も多いかもしれませんが、それは大間違い。更年期に入った女性は、自律神経が乱れるのを避けられないという悲しい事実があります。

私たちが若い頃は、脳が卵巣にむかって「女性ホルモンを分泌してね」と指示を出すと、卵巣はちゃんと女性ホルモンを分泌できていました。しかし、更年期(主に40代~60代)に入ると、卵巣の機能が低下し、女性ホルモンを分泌できなくなってしまいます。

ですが脳はそれに気づかず、「卵巣さん、女性ホルモンが足りていないので分泌してね」と指示を出します。ですが、卵巣の機能は低下した状態ですので、女性ホルモンを分泌することはできません。これが繰り返されることで、脳は「なぜ女性ホルモンが分泌されないのだろう?」と混乱してしまいます。

更年期に悩む主婦・山田さん
女性ホルモンが分泌できなくなると、脳が混乱してしまうんですね。でも、なぜ脳が混乱すると自律神経が乱れてしまうんですか?
くみちゃん先生
いい質問ですね!脳はホルモンだけでなく、自律神経の調節も行っています。ですので、女性ホルモンが出なくなり脳が混乱すると、自律神経もうまくコントロールできなくなるんです。

自律神経のバランスが乱れると、血管をギュッと圧迫してしまい、血行不良をおこしてしまいます。血流が悪くなると、足に血液がたまりやすくなり、むくみやすくなるのです。

 

筋肉量の低下

年齢別筋肉量の変化
(引用:タニタヘルスリンク株式会社)

私たちの体の筋肉量は、年齢を重ねるごとにどうしても低下してしまいます。タニタヘルスリンク株式会社のデータによると、足の筋肉はより衰えやすいことが分かっています。

足の筋肉が衰えてしまうと、足に備わっている「筋ポンプ機能」も低下してしまいます。筋ポンプ機能が低下すると、ふくらはぎ周辺に溜まっている血液をしっかりと心臓に送り返せなくなり、むくみになってしまうのです。

また、そもそも女性は男性に比べて筋肉量が少なく、また筋力自体が弱いため、どうしても足のむくみをおこしやすいものなのです。

 

更年期障害でおきるむくみを解消する方法

くみちゃん先生
更年期におきるむくみは、
①生活習慣の改善
②食生活の改善

をすることが大切です。

一時間おきに足を休息させる・動かす

「家事などで長い時間立ちっぱなしになる」
「仕事などで座りっぱなしの時間が長い」
という人は、一時間おきに足を休息させる(動かす)ようにしてみてください。

立ちっぱなしな人は、少しだけ足踏みをしたり、足を休めて足を高い位置において、足を休ませてあげましょう。座りっぱなしの人も、足踏みや、軽いストレッチなどで足を動かして、血の流れをよくしてあげましょう。

定期的に足を休ませる・動かすことで、足の負担を減らすことができます。頻度は「一時間おき」が理想ですが、絶対に守らなければならない訳ではありません。自分ができるタイミングや、ふと気が付いたときにでも、足を労わるようにしてくださいね。

「そう言われても、なかなか足を休ませてあげられない!」という場合は、足のグーパー体操をしてください。足を2秒~3秒グーの状態をキープしたあと、パーにして2秒~3秒キープします。これを10回繰り返すだけでも、むくみはマシになりますよ。

 

弾性ストッキングを履く

2017年1月27日に「ためしてガッテン」でも紹介されたのですが、弾性ストッキング(着圧ストッキング・着圧ソックスとも呼ばれています)を履くことで、むくみを解消することができます。最近では、「メディキュット」や「スリムウォーク」などが有名ですね。

しかし、弾性ストッキングはただ履けばいい訳ではありません。自分の足に合ったサイズを選び、正しく着用しなければ、効果を得られない場合もあるので注意が必要です。

「よくわかる最新医学 新版下肢静脈(保坂純郎著)」によると、弾性ストッキングを履くときは、

・全体を均一に伸ばして履けているか
・ストッキングにシワや寄れがないか

をチェックすることが重要だそうです。というのも、シワや寄れがあるとその部分だけを強く圧迫しすぎて、痛みや血行不良などの悪影響を与えてしまうから。弾性ストッキングは、しっかり伸ばして履くようにしてくださいね。

弾性ストッキングは、「ハイソックスタイプ」「ストッキングタイプ」「パンティストッキングタイプ」などの種類が販売されていますが、どれも同様の効果が得られますので、お好きなものを選んでください。また、「つま先なしタイプ」も、通常タイプと同様の効果が得られますよ。

更年期に悩む主婦・山田さん
私は寝ている間だけ弾性ストッキングを履いているのですが、問題ありませんか?
くみちゃん先生
寝ている間に履くストッキングも販売されていますが、実はお昼に履くのがベストなんですよ。かと言って、夜に履くのが問題という訳ではないので安心してくださいね。

「下肢静脈瘤は自分で治せる(広川雅之著)」でも、このように書かれています。

夜、足がつったり、むくんだりしていても、これらの症状の原因は昼間にあるので、寝ているときは弾性ストッキングは必要ありません。一般的には朝起きたときにはき、夜風呂に入るときに脱ぐとよいでしょう。
引用:下肢静脈瘤は自分で治せる(広川雅之著)pp74

また、約6ヵ月履くとストッキングがゆるんで効果が下がってしまうので、新しく買い替えるようにしてくださいね。

 

軽い運動をする

軽い運動をすることで足の筋力が増え、筋ポンプ機能が働きやすくなり、むくみもおきにくくなります。

と言っても、時間がなかったり気がむかなかったり、なかなか運動ってしづらいものですよね。そんなときは「お散歩」を積極的にしてみてください。。ほんの10分だけでも、近くをお散歩してみてください。スーパーの帰りや、ほんの少し時間が空いたときに楽しくお散歩するだけでも、足のむくみは改善しますよ。

あんまり「運動しなきゃ・・・」と思うとしんどくなってしまうので、「楽しく歩く」を意識してくださいね。

 

水分を取る

更年期に悩む主婦・山田さん
えっ、水分を多く取るとむくみやすくなるんじゃないですか!?
くみちゃん先生
そう思いがちなのですが、水分が少なすぎてもむくみやすくなるんですよ。「どれくらい取ればいい」という目安はないのですが、お水は我慢せずに飲んでくださいね。

「水を飲むとむくみやすくなると聞いて、水を飲むのを我慢している」という人もいらっしゃいますが、逆にむくみの原因になってしまいます。なぜなら、ある程度水分を取らないと血がドロドロになって、スムースに流れにくくなるからです。

「絶対にこれくらいの水を取らねばならない」という目安はありませんが、喉があまり乾いていなくても、こまめにお水を飲むようにしてください。ですが、一気にたくさん飲んでも効果はありません。お水を吸収できる量は決まっていますので、「こまめに飲む」ことが大切です。

また、ジュースやお酒では水分を取ったことにはなりません。糖分などが入っているので、血液をサラサラにする効果はありません。むくみを改善するためには、お水を飲むようにしてくださいね。

 

塩分を控える

「塩分をたくさん摂るとむくみやすくなる」ということはご存知でしょうか?

塩分をとると、血液中の塩分濃度があがってしまいます。しかし、血液中の塩分濃度が上がったままだと体に悪影響を及ぼすので、体の細胞から水分を取り込み、塩分濃度を下げようとします。そうすることで、単純に血液を流れる水分が多くなり、足にたまってむくみとなって現れてしまうのです。

厚生労働省によると、日本人の塩分摂取推奨量は1日約7mgとされています。しかし、女性の平均摂取量は約11mgと大幅にオーバーしているのが現状です。むくみがかなり気になる場合は、できるだけ塩分の多い食事は控えるようにしましょうね。

 

ポリフェノールを摂取する

ポリフェノールには、血管を強くして血流をスムーズにし、むくみを解消してくれる効果が期待できます。

ポリフェノールは、赤ワイン、ブルーベリー、緑茶、キャベツ、ミカン、バナナ、リンゴ、ブドウ、チョコレートなどに多く含まれています。足のむくみを治療するお薬に「赤ワインの抽出液」が含まれていることがあるのですが、これは赤ワインに含まれているポリフェノールが、むくみを改善する効果があるためです。

 

更年期のむくみにおすすめの漢方薬

くみちゃん先生
むくみが気になるときは、漢方薬もおすすめです。

むくみ改善に効果的な漢方薬は、

・芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・温経湯(うんけいとう)

などがあげられます。

「着圧ストッキングは締め付けられる感じが嫌だ」
「運動したいけどなかなかできない」
という方にもおすすめですよ。

漢方薬について、詳しくは「更年期障害の症状を改善する漢方薬まとめ!メリット・副作用など」をご覧ください。

 

膝の裏の血管が青いのはどうして?

更年期に悩む主婦・山田さん
ヒザの裏に青い血管が透けてみえているのですが、これは何が原因なのでしょうか?どうすれば治りますか?
くみちゃん先生
これは「網目状静脈瘤」「クモの巣状静脈瘤」と呼ばれる、血管の障害です。これらがむくみの原因になっていることもあります。

主に膝の裏などで青い血管が透けてみえているものは、血管の「逆流防止弁」が壊れることが原因でおきています。逆流防止弁の崩壊は、加齢と共にどうしても起きてしまうものなので、なかなか予防しにくいのが現状です。

網目状静脈瘤(あみめじょうじょうみゃくりゅう)は重症化することはありませんので、放置してかまいません。しかし、見た目が気になるという場合はレーザー治療などで取り除く必要があります。

 

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