更年期の腹痛・下腹部痛の原因6つ!婦人科系の病気の可能性も!?

更年期に入ってから腹痛がおきることが増えたけれど、何が原因?と心配されていませんか?生活習慣だけでなく、さまざまな病気が原因で腹痛をおこしている可能性もあります。

 

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更年期に腹痛がおきる原因

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期に入ってからお腹が痛くなることが増えました。更年期にお腹が痛くなる原因って、何なのでしょうか?
くみちゃん先生
そもそも腹痛の原因はいくつもあります。
①ホルモンバランスの乱れ
②ストレス
③病気
④便秘
⑤下痢

女性ホルモンの減少

更年期に入り、女性ホルモンが減少することで、腹痛がおきている可能性があります。

ホルモンバランスの乱れによる腹痛の特徴は、

・病気や食中毒の可能性はないのに、なぜか腹痛が続く
・激しい腹痛ではない
・便秘や下痢をすることもある

などがあげられます。

更年期に入ると、卵巣機能が低下し、女性ホルモンが極端に減少します。それまで体で分泌できていたはずの女性ホルモンが分泌できなくなることで、お腹に痛みがでてしまうのです。

また、急に大量の汗が出る「ホットフラッシュ」や「めまい」「イライラしやすい」などの更年期症状がでているのであれば、更年期障害(女性ホルモンの減少)による腹痛の可能性が高いと言えます。

腹痛以外の更年期症状については、「更年期障害が原因でおきる主な症状まとめ【あなたも更年期かも?】」をご覧ください。

 

ストレス

強いストレスや心理的な負担が腹痛の原因の可能性もあります。

ストレスによる腹痛の特徴は、

・病気や食中毒の可能性はないのに、なぜか腹痛が続く
・おへその周りや胃がシクシク痛む
・便秘や下痢をすることもある
・緊張したり通勤電車に乗ると下痢をする

などがあげられます。

私たちがストレスを感じたり不安なことがあると、交感神経という神経が刺激されます。本来、交感神経が刺激されると、腸のぜん動運動(食べたものを食道から腸まで運ぶ働きのこと)が活発になります。

しかし、ストレスがあまりに大きいものであったり長期間感じていたりすると、交感神経が働きすぎてしまい、腸のぜん動運動も活発になりすぎてしまうのです。ぜん動運動が活発になりすぎると下痢が続いたり、下痢と便秘を繰り返すこともあります(過敏性腸症候群と呼ばれています)。

特に更年期は、環境や体調の変化により、ストレスを感じやすい時期です。特にはっきりとした原因がなくても、お腹が痛くなることがあります。

「更年期に入ってから明らかにイライラしやすくなった」「更年期のイライラを治したい」という人は、「更年期障害でイライラする原因と対処法!おすすめの漢方や食べ物も」を参考にしてくださいね。

 

食生活

食べたものが原因で、腹痛が起きることもあります。

食べたものによる腹痛の特徴は、

・胃がムカムカする
・お腹が膨れたような感じがある
・食後すぐ~1時間後から激しい痛みがある
・下痢、嘔吐、気分の悪さが伴う

などがあげられます。

特に多いのが、脂っこいものなど消化しにくい食べ物を食べたときにおきる腹痛です。加齢によって胃腸の機能が低下してしまい、食べたものによってはお腹が痛くなったり、ムカムカして気分が悪くなることもあります。最近、あなたはどんなものを食べていますか?お肉や揚げ物などを食べ過ぎてはいませんか?

くみちゃん先生
実は私も更年期に入ってから、しっかり火が通っていないお肉を食べるとお腹が痛くなり、ときには下痢をするようになりました。若い頃はガツガツ食べていたので、おそらく加齢による機能低下が原因だと考えられます・・・。

また、「生もの」「貝類」「火が通っていないもの」を食べたあとに激しい腹痛や吐き気がおきた場合は、食中毒の可能性があります。2017年には魚に寄生している寄生虫「アニサキス」による腹痛も流行しました。

 

ウイルス

何らかのウイルスに感染することで、腹痛がおきているかもしれません。

ウイルスによる腹痛の特徴は、

・激しい痛みがある
・下痢、嘔吐が伴う
・疲れていたり体調が悪いときにおきた

などがあげられます。

ウイルス性の腹痛の場合、腹痛だけでなく、嘔吐・下痢・発熱をおこすことがあります。特に激しい腹痛をおこすこともあり、耐え切れないような腹痛がおきている場合は、ウイルス感染の疑いがあります。

ウイルス性の腹痛をおこさないようにするには、手洗い・うがい・タオルを共有しないようにするなどをして、感染を予防することが重要です。また、免疫力が落ちているときに感染しやすくなるため、疲れをためない、体調が悪いときに無理をしないようにしてくださいね。

 

お薬が原因で胃が荒れて、腹痛をおこしていることもあります。あなたは、今服用しているお薬はありますか?

薬を処方してもらう際、「胃が荒れることがある」と説明を受けることがありますが、時間が経つにつれて忘れがちに。「なんだか腹痛が続いているな」と感じ何が原因かを洗い出してみると、飲んでいる薬が原因だと気づいた・・・ということは多くあります。

もし、飲んでいるお薬があり、副作用を忘れてしまった場合は、インターネットや本で調べてみるかお医者さんに相談してみてください。お薬を変えることで、腹痛がなくなる可能性があります。

 

便秘・ガス

便秘が続くとお腹が張って苦しくなったり、じんわり痛みを感じることがあります。さいきん、便は出ていますか?便秘が続いてはいませんでしょうか?

特に、運動不足の人は便秘になりやすいだけでなく、ガスも溜まりやすいもの。「ガスが溜まるくらいでお腹が痛くなるの?」と思われる方も多いのですが、実際に、お腹にガスがたまりすぎて激しい腹痛にみまわれることもあります。

また、更年期は自律神経が乱れやすくなり、ぜん動運動も乱れがちになるため、便秘になりやすくなります。

 

病気が原因でおきる腹痛

くみちゃん先生
あまりに腹痛が続く場合、何らかの病気が隠れているかもしれません。

胃、腸、子宮、卵巣の病気が原因で腹痛がおきることもあります。

PMS(月経前症候群)

生理前の2日~10日間にいつもお腹が痛くなるようであれば、PMSが原因だと考えられます。

生理がおきる前には、黄体ホルモンの「プロゲステロン」が多く分泌されます。プロゲステロンは、子宮内膜を分厚くしたり、基礎体温を高めて妊娠しやすいように子宮内の環境を整える働きがあります。

しかし、妊娠をしなかったときは子宮内膜は必要ではなくなるので、プロスタグランジンという子宮を収縮させる物質を分泌し、子宮内膜を体の外へ排出します(=生理)。このプロスタグランジンの作用によって、下腹部痛がおきやすくなるのです。

また、プロゲステロン(黄体ホルモン)は自律神経にも働きかけるため、イライラしやすくなったり、落ち込みやすくなることがあります。生理の前に「お腹が痛くなる」「精神的に不安になる」ようであれば、おそらくPMSが原因でしょう。

 

子宮内膜症

月経時に鎮痛剤が手離せないほどの激しい腹痛があったり、レバー状の経血がある場合は、子宮内膜症の可能性があります。

「私には関係ないんじゃない?」と思われる女性も多いのですが、子宮内膜症は、月経のある女性の10人に1人は罹患していると言われるほど、罹患率の高い病気です。

子宮内膜症とは、通常子宮の内側に存在するはずの内膜が、卵巣・腹膜・ダグラス窩(子宮と直腸のあいだ)にできてしまう病気のこと。ストレスや冷え、晩婚化が原因だと言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

子宮内膜症が悪化すると、臓器同士がくっつき、腸閉そくなどの重大な病気を引き起こすことがあります。放置するのはあまりに危険です。月経時に下腹部痛がある場合は、婦人科で診察を受けるようにしてください。

くみちゃん先生
私も子宮内膜症患者の一人ですが、ピルを飲むことで激しい腹痛にみまわれることはなくなりましたよ。

 

子宮筋腫

子宮内膜症と同じく、女性の10人に1人ができるとされている子宮筋腫も腹痛をおこします。子宮に筋腫ができると、ほかの臓器を圧迫してしまい、腹痛を引き起こします。

月経時、「経血の量があまりに多い(多い日用のナプキンが数時間ももたない)」ことはありませんか?この場合、子宮筋腫の可能性が高いと考えてください。なぜなら、筋腫が粘膜を押し広げるようにできることで子宮内膜の面積が広くなってしまうからです。

悪化すると、手術による摘出が必要になることも。「経血が多い」「腹痛がある」場合には、早めに診察を受けるようにしてくださいね。

 

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