更年期障害による頭痛の原因・症状・改善方法とは?薬やサプリは飲むべき?

更年期に悩む主婦・山田さん
この頃頭が痛くなることが多くて困っています。更年期障害の症状で、頭痛がおきることもあるのでしょうか?
くみちゃん先生
山田さん、大丈夫ですか!?更年期には女性ホルモンが減少し、自律神経が乱れやすくなり、頭痛が起きることもあります。

頭の痛みを訴えられる女性はかなり多いんですよ。

日本人女性が感じている更年期症状
(引用:大塚製薬)

日本産婦人科雑誌によると、日本女性の約30%に、更年期症状として頭痛が起きていると発表しています。

更年期に悩む主婦・山田さん
こめかみがズキズキするときもあれば、頭が締め付けられるように痛いときもあるのですが、頭痛にはいくつか種類があるのでしょうか?
くみちゃん先生
更年期におきやすい頭痛に、「緊張型頭痛」「片頭痛」があげられます。それぞれの特徴と、原因を詳しく説明していきますね。

 

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更年期におきやすい頭痛の種類

更年期障害によって起きやすい頭痛には、「緊張型頭痛」「片頭痛」の2種類あります。

それぞれの頭痛が起きる原因の一つに「過度なストレス」があげられます。更年期には、家庭、子育て、親の介護、自分の将来、職場や近所との人間関係など、すぐには解決できないような悩みを抱える人が多くいらっしゃいます。

そういった更年期特有の悩みによって、頭痛を引き起こしてしまう女性も多いのです。

 

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、日本人が最もなりやすいと言われています。頭のまわりをギュッと締め付けられているような鈍い痛みが特徴です。

めまい、ふらつき、目の疲れ、全身のだるさを伴うこともあります。夕方4時くらいにかけて痛みが強くなる傾向があります。

緊張型頭痛には、ときどき頭痛がする「反復性緊張型頭痛」と、毎日のように頭痛がする「慢性緊張型頭痛」があります。

 

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛は、

・パソコンやスマホを使い過ぎることによる眼精疲労
長時間同じ姿勢を続けることによる筋肉の緊張(パソコン操作、合わない枕で寝るなど)
過度なストレス、不安、緊張
体の冷え
運動不足

などが原因で起こると考えられています。

不自然な姿勢をとったり、緊張によるストレスによって筋肉の緊張が強くなると、頭の両側や首筋、背中にかけての筋肉が突っ張り血行が悪くなります。

すると、停滞した血流の中に「老廃物」(乳酸やピルビル酸)が発生し、筋肉の中にたまっていきます。この老廃物が、筋肉の中にある神経を刺激し、痛みが生じるのです。

 

緊張型頭痛は、体を動かしても痛みが強くなることはありません。

 

片頭痛とは

慢片側、あるいは両側のこめかみ部分に「ズキンズキン」と響くように痛むのが特徴です。心臓の鼓動とシンクロし、脈が打つような痛みを感じます。

光、音、においなどに敏感に反応し、痛みが強くなることもあります。症状がひどい場合は、吐き気を催す人もいます。

片頭痛の痛みのピークは1時間~2時間で達し、長い場合は4時間以上、もしくは2日~3日間続くこともあります。痛みの頻度は1か月に1~2回が一般的ですが、多い人は1週間に1~2回起きることもあります。

 

片頭痛の原因とは

主な原因は、体や心のストレスです。

強いストレスを受けると、血中から「セロトニン」という物質が大量に放出されます。血中からセロトニンが大量に放出されると、脳の血管が一気に縮こまり、血流が悪くなってしまいます。その後、血中のセロトニンがなくなる反動で、脳の血管が異常なほどに広がってしまいます。

脳の血管が広がってしまうことで、脳に存在している「三叉神経(さんさしんけい)」(痛い、冷たい、温かいなどを脳に伝える神経)が圧迫され、炎症を引き起こす物質を放出し、脳の血管はさらに広がり、腫れたような状態になります。

すると、大脳まで刺激が伝わり脳は興奮状態になり、「片頭痛」が起きてしまうのです。

 

また、光・音・におい・気圧の変化・気温の変化などの環境の変化や、疲れ・睡眠不足・風邪・ホルモンバランスの乱れ(月経など)などの体調の変化によって、片頭痛が引き起こされることがあります。

さらに、体を動かすと痛みが増す場合があります。

 

あまりに長期にわたって頭痛がする、激しく頭痛がする場合は
くも膜下出血や脳出血などの可能性も考えられる→病院

頭痛だけでなく肩こり、めまい、吐き気がする原因

更年期に悩む主婦・山田さん
頭痛だけでなく、めまい吐き気がすることもあるのですが、何が原因なのでしょうか?
くみちゃん先生
めまいや吐き気を伴う場合、①脳過敏性症候群である②緊張型頭痛や片頭痛の症状が重いことが原因であると考えられます。

脳過敏性症候群とは、片頭痛を持っている人が、片頭痛を放置したり間違った対処をしてしまうことで脳の興奮状態が続き、さまざまな症状を引き起こす病気のことです。

主に「片頭痛をがまんしすぎる」「鎮痛剤を飲み過ぎる」「間違った治療法(合わない薬を飲み続けるなど)」が原因で、脳過敏性症候群になるとされています。

脳過敏性症候群になると、頭痛だけでなく、耳鳴り、めまい、吐き気、難聴、不眠、不安、抗うつなどの症状がおきやすくなります。

症状がひどい場合には、物忘れが激しくなる、攻撃的になる、奇行を繰り返す・・・というケースもあるようです。

 

毎日ひどい頭痛がする原因と改善方法

更年期に悩む主婦・山田さん
先生、あまりに頭痛がひどすぎるのですが、これって本当に「緊張型頭痛」や「片頭痛」なのでしょうか・・・?
くみちゃん先生
頭痛は大きな病気が隠れているサインのときもあります。毎日、あまりにひどい頭痛がする場合、「くも膜下出血」「脳腫瘍」の可能性もあります。

くも膜下出血による頭痛は、今まで経験したことないような激しい痛みが突然あらわれるのが特徴です。何かで殴られたような衝撃のある頭痛がした場合、すぐに病院へ行ってください。

脳腫瘍による頭痛の場合、数週間から数か月のあいだ、じょじょに痛みが強くなっていくことがあります。手足のしびれやけいれん、目が見えにくいなどの神経症状がある場合、脳腫瘍の可能性があります。

 

更年期障害による頭痛の改善方法:薬

更年期に悩む主婦・山田さん
頭が痛いときは、鎮痛剤を飲んでもいいでしょうか?
くみちゃん先生
頭痛がするときは、我慢せずに鎮痛剤を飲んでください。ですが、鎮痛剤を飲んでも症状が改善しない場合は、やはり更年期による女性ホルモンの減少が頭痛の原因になっている可能性があります。

その場合は、ホルモン治療・漢方薬・サプリメントなどで更年期障害の治療を始めることをおすすめします。

鎮痛薬(市販薬)を服用する

ほとんどの鎮痛剤は、一時しのぎにしかなりません。月に数回飲むのであればかまいませんが、数日に1度など頻繁に飲む場合、副作用や依存のリスクが高まりますので注意が必要です。

しかし、頭が痛いのにがまんするのはさらによくありません。脳の興奮状態がおさまらず、脳過敏性症候群になってしまう可能性があるからです。

 

サプリメントを服用する

鎮痛剤の副作用や依存性が怖いという場合は、サプリメントがおすすめです。特に、自律神経を整える「サポニン」が入ったサプリメントを服用することで、頭痛の緩和効果が期待できます。

さらに、サポニンは、「イライラする」「なんとなく気分が落ち込む」などの精神症状だけでなく、「元気が出ない」「疲れやすい」などの肉体的な症状の改善もサポートしてくれます。

 

更年期障害による頭痛の改善・予防方法

ストレッチをする

緊張型頭痛(ギュッと締め付けられるような痛み)の場合、ストレッチをして血行を良くすることで、頭痛を改善・予防することができます。

仕事や車の運転などで長時間同じ姿勢になりがちなときは、「1時間に1回ストレッチをする」という風にルールを決めて、体をほぐすようにしてください。

特に、首・肩・背中回りの筋肉のコリが頭痛につながるので、首・肩をまわす、肩を上下するなどをしてコリをほぐすと良いですよ。

また、眼精疲労も頭痛につながりますので、目の周りをあたためる、パソコンやスマホから離れるなどをして目を休ませてください。

 

静かな暗い場所で休憩する

片頭痛(片側のこめかみにズキンズキンと響く痛み)の場合、光や音に反応して痛みが出ることがあります。

できるだけ音・光がない、静かで暗い場所でゆっくりと休憩しましょう。

 

体を温める

体が冷えると、体の筋肉も緊張してしまいます。

そもそも女性は男性に比べて筋肉量が少なく、冷え性になりやすいのですが、更年期には、体温調節を司っている視床下部(ししょうかぶ)が乱れがちになり、より冷えやすくなるとされています。

お風呂をシャワーだけですませている場合は、知らないうちに体に冷えをためこんでいる場合があります。面倒なときや夏場でも、38℃~40℃のお風呂にゆっくりと浸かり体を温めることで、頭痛を改善できることがあります。

また、夏場はエアコンや冷たい飲みものなどで体を冷やしすぎないようにしましょう。冬場も同様に、服を重ね着する、カイロを持ち歩くなどして体を温めるようにしてくださいね。

 

マグネシウムを含む食材を食べる

マグネシウムは、脳の興奮をやわらげ、頭痛を減らすことができるといわれています。特に、片頭痛の原因である「セロトニンの異常放出」を抑える効果があり、片頭痛の改善に効果的です。

マグネシウムを多く含む食品
海藻類
ひじき、わかめ、こんぶ、あおさ、青のり
大豆類
ゆで大豆、納豆
魚介類
いわしの丸干し、桜えび、生かき、はまぐり、きんめだい、貝類
種実類
ごま、アーモンド、松の実、ピーナッツ、カシューナッツ
その他
玄米、そば、油あげ、豆みそ、赤みそ、たくあん

 

ビタミンB2含む食材を食べる

マグネシウム同様、ビタミンB2も脳の興奮をやわらげるとされています。特に日本人はビタミンB2の摂取量が少ないので、積極的に摂取するようにしましょう。

ビタミンB2を多く含む食品
海藻類
のり、ひじき
肉類
レバー、ハツ、タン、鴨
魚介類
うなぎ、いかなご、ずわいがに、さば
その他
卵、納豆、まいたけ、モロヘイヤ

 

カルシウムを含む食材を食べる

カルシウムも、脳の興奮を抑制してくれます。さらに、更年期以降になりやすい「骨粗しょう症」の予防にもなりますので、カルシウムも積極的に取るようにしてくださいね。

カルシウムをを多く含む食材
乳製品
ヨーグルト、牛乳、スキムミルク
大豆製品
豆腐、厚揚げ、おから、納豆
魚類
いわしの丸干し、ししゃも、わかさぎ、桜えび
野菜
小松菜、チンゲン菜、春菊、ほうれん草、切り干し大根

 

食物繊維を含む食材を食べる

食物繊維は、神経を安定させるだけでなく、加齢と共に上昇しやすい血糖値・血圧・コレステロールを低下させる作用があります。

食物繊維を多く含む食材
野菜
ごぼう、さつまいも、かぼちゃ、さといも、ほうれん草、オクラ、ブロッコリー
果物
リンゴ、イチゴ、バナナ、キウイフルーツ、イチジク
そのほか
玄米、豆類、きのこ類、こんにゃく、しらたき、寒天、アーモンド
野菜
小松菜、チンゲン菜、春菊、ほうれん草、切り干し大根

 

イソフラボンを摂取する

更年期障害による頭痛は、女性ホルモンの減少が原因になっていることがほとんどです。イソフラボンは女性ホルモンと似たような働きをし、更年期障害の症状を軽くしてくれることがあります。

 

脳を刺激する食べ物を控える

血管拡張作用のある食べ物をとると、血管を広げて血流をよくしてくれるのですが、片頭痛を誘発することがあります。

ただし、緊張型頭痛の人は積極的にとることで効果はプラスに発揮します。

控えるべき食品
理由
チーズ、柑橘系の果物
血管拡張物質「チラミン」が大量に含まれている
オリーブ(オイルも)
血管拡張作用のある「ポリフェノール」が含まれている
赤ワイン、チョコレート
血管拡張作用の「チラミン」「ポリフェノール」が含まれている
ハム、サラミ、ソーセージ
発色剤として使われている「亜鉛酸ナトリウム」に血管拡張作用がある

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