更年期障害で貧血をおこす原因と改善方法!おすすめの漢方薬もご紹介

更年期障害で貧血をおこす原因と改善方法!おすすめの漢方薬もご紹介
更年期に悩む主婦・山田さん
更年期に入ってから貧血気味な気がします。更年期障害で貧血になることはあるのでしょうか?
くみちゃん先生
はい、更年期に入って貧血をおこしやすくなる方は多くいらっしゃるんですよ。

「なんだかフラフラする」
「疲れやすくて、階段をのぼるとすぐに息切れがする」
という症状に悩まされていませんか?

女性はもともと貧血になりやすいのですが、更年期に入ると、さらに貧血をおこしやすくなる理由があります。

この記事では、

・貧血によくみられる症状
・貧血をおこす原因
・更年期に貧血をおこしやすくなる原因
・貧血を予防、解消する方法

についてご説明します。

 

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貧血によくみられる症状

更年期に悩む主婦・山田さん
めまいや冷えなどの症状もあるのですが、これも貧血によるものなのでしょうか?
くみちゃん先生
そうですね、めまいや冷えも貧血によるものの可能性があります。他にも貧血をおこすとさまざまな症状が出てきます。

顔色や目の色が白くなる

血液を赤くしているヘモグロビンが少なくなると、皮膚や粘膜の色が白くなっていきます。特に顕著に出るのは顔と目です。貧血が進むと顔が青白くなり、目の粘膜の部分も真っ白になります。

 

疲れやすい、だるい

ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをしているため、ヘモグロビンの量が少なくなると、全身に十分な酸素が届けられなくなります。酸素が届けられなくなると筋肉が疲労をおこし、疲れやすくなったりだるさを感じやすくなります。

 

めまい、頭痛

ヘモグロビン量が減少すると、脳に送られる酸素が減り、脳が正常に活動できなくなります。そうなることで、めまいや頭痛などが起きやすくなってしまいます。

 

貧血の原因

血液中にあるヘモグロビン
(引用:科学技術振興機構)

貧血とは、血液の赤血球の中にあるヘモグロビンという成分の量が減少し、体が酸素不足になる病気のことです。

ヘモグロビンとは、鉄とたんぱく質でできた成分のことです。体にある臓器が正常に活動できるように酸素を送り届けたり、体内でできた二酸化炭素を体の外に排出する働きをしています。体を流れている血が赤いのは、ヘモグロビンが赤色をしているからです。

私たちが食べ物からしっかりと鉄分を摂らないと、ヘモグロビンを十分に作り出すことができません。ヘモグロビンを作り出せなくなっても、肝臓などに貯蔵してあるフェリチンを使うため、すぐに貧血の症状がでることはありません。

しかし、鉄不足になりフェリチンも不足してくると、貧血による症状が現れてくるのです。鉄不足によって貧血がおきることを、鉄欠乏性貧血ともいいます。

 

生理による鉄不足

女性は生理のたびに鉄分を排出しているため、鉄不足をおこしやすいものです。特に生理がある女性に鉄欠乏性貧血がおこりやすい理由は、このためです。

 

鉄の足りない食事

赤血球には寿命があり、毎日しっかり鉄を摂らないと、すぐに鉄不足になってしまうことをご存知でしょうか?

赤血球は約120日間体の中をめぐったあと、死滅していきます。「よくわかる最新医学 新版冷え性・貧血・低血圧(南雲久美子著)」によると、赤血球は、毎日全体の約8%が死滅しているのだそうです。

つまり、赤血球の数を一定に保つためには、毎日の食事から鉄分を摂取する必要があります。

厚生労働省によると、13歳以上の女性の女性は、一日に12mgの鉄分が必要だとされています。しかし、実際には、平均で8mgしか摂取していません。

日本医科大学吉野教授の報告によると、厚生労働省が定める基準値を満たしている人は、全体の1.8%しかいないことも分かっています。

特に、過度なダイエットや偏食気味な食事によって鉄分不足を引き起こすことが多いようです。

 

更年期に貧血がおきやすい原因

更年期に悩む主婦・山田さん
貧血は若い頃の方がなりやすいと思っていましたが、更年期にもなりやすいものなのでしょうか?
くみちゃん先生
はい、更年期は自律神経が乱れやすいため、貧血もおきやすくなるんです。

 

自律神経の乱れ

更年期に入るとエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が急激に低下し、自律神経が乱れやすくなります。自律神経とは、交感神経と副交感神経で成り立っています。

興奮したりストレスを感じると交感神経が刺激され、血圧があがります。それを副交感神経が働きかけることで、通常の血圧に戻してくれます。しかし自律神経が乱れやすくなっている更年期には、副交感神経が働きすぎてしまうことがあります。

副交感神経が働きすぎると血圧が一気に下がってしまうため、貧血をおこしてしまうのです。

 

更年期の貧血を予防・解消する方法

鉄分を摂取する

貧血気味なときは、積極的に鉄を含む食品を食べるようにしましょう。鉄が多く含まれている食品は以下の通りです。

豚レバー
13.0mg
鶏レバー
9.0mg
牛ヒレ肉
2.8mg
卵黄
6.0mg
煮干し
18.0mg
干しえび
15.1mg
あさり
18.8mg
大豆
9.4mg
アーモンド
4.7mg


(単位:100g中)
(参考:よくわかる最新医学 新版冷え性・貧血・低血圧)

 

ビタミンCを摂取する

ビタミンCは、鉄の吸収を高める働きがあります。自分の体で作ることができないため、食べ物からしっかりと摂取することが大切です。

 

ビタミンB群

ビタミンB群は、赤血球を作るのに必須の栄養素です。鉄だけでなく、ビタミンB群も一緒に取ることで貧血予防効果が高まりますよ。

 

貧血を解消する漢方薬

「治療を受けるほどでないけど、めまいや疲れやすさが気になる」
「なかなか食生活を改善するのが難しい」
という人には、漢方薬の服用もおすすめです。

漢方薬の名前
期待できる効果
四物湯(しもつとう)
血液の流れをよくする
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血液の流れをよくする
人参湯(にんじんとう)
鉄分の吸収をよくする
四君子湯(しくんしとう)
鉄分の吸収をよくする

 

病気が原因で貧血がおきる?

くみちゃん先生
あまりに長い間貧血気味だったり、顔色が悪すぎる場合は、何らかの病気が原因で貧血をおこしている可能性があります。

顔があまりに真っ青だったり、目の裏側に血が通わず真っ白だったりしていませんか?鉄分やビタミンをしっかり摂っていても疲れやすさを感じたり、意識が遠のくように眠ってしまうことがある場合、

・胃、腸の潰瘍
・月経異常
・子宮筋腫

などの病気によって貧血をおこしている可能性も否定できません。あまりに症状がひどい場合は、病院で診察を受けるようにしてくださいね。

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