更年期に膝が痛いのはなぜ?40代・50代の膝痛を根本的に改善する方法

更年期に膝が痛いのはなぜ?40代・50代の膝痛を根本的に改善する方法
更年期に悩む主婦・山田さん
更年期に入ってから、膝の痛みが気になるようになりました。遠出するのもつらいし、いつも膝のことを考えてしまいます。。
くみちゃん先生
更年期は誰でも膝が痛くなる理由があるんですよ。膝の痛みは必ず改善できますので、あんまり落ち込まないでくださいね。

「40代・50代に入ってから膝痛が気になるようになった」
「歩く距離が長いと膝が痛くなるから遠出できなくなった」
「病院に行って治療をしてもその場しのぎにしかならない」
とお困りではありませんか?

もしかしたら、更年期特有の理由によって膝の痛みがでてしまっているのかもしれません。

・膝のこわばりを感じるときがある
・なんとなく膝の動きが悪い気がする
・膝が重たいような気がする

などの症状があれば、それは変形性膝関節症(へんけいせい・ひざかんせつしょう)を発症している可能性も。放置していると徐々に進行するため、症状が悪化し歩けないほどの膝の痛みにつながるかもしれません。

現在の膝の痛みを少しでもやわらげ、かつ症状を悪化させないための方法をご紹介します。

 

スポンサーリンク

膝の仕組み

くみちゃん先生
なぜ膝が痛むかを理解するために、膝の仕組みについてご紹介しますね。今すぐ改善方法を知りたい!という方は、こちらをクリックして予防法を書いてある箇所までジャンプしてください。

膝が痛む理由
(引用:箱嶌医針堂)

私たち人間の膝は、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)が繋がってできています。大腿骨と脛骨の間には、関節軟骨(かんせつなんこつ)があります。この関節軟骨のことを、私たちは「膝の関節」と呼んでいます。

私たちが立つ、歩く、階段を上るなどの動作をするとき、膝には体重の約5倍~7倍もの力がかかっていると言われています。体重55㎏の女性の場合、55㎏×7=385kgもの力がかかっているということです。数キロの荷物でも重たいのに、ちょっと耐えられそうにないですよね・・・?

しかし、関節軟骨に含まれている「プロテオグリカン」というたんぱく質が膝にかかる負担を逃がしてくれるので、大きな怪我をすることはありません。

しかし、何万回も膝を使っているうちに関節軟骨はすり減ってしまいます。関節軟骨がすり減ると摩擦が起き刺激が起きて、痛みを感じるようになります。(=変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう))

厚生労働省によると、女性は「腰痛」「肩こり」に次いで三番目に「手足の関節の痛み」を悩んでいるとの報告があります。手足の関節の痛みの中でも特に膝の痛みを訴えている人が多く、更年期以降の女性にとって膝の痛みは身近な存在と言えますね。

 

更年期障害で膝が痛む原因

更年期に悩む主婦・山田さん
なぜ更年期になると膝の痛みが気になりやすくなるのでしょうか?
くみちゃん先生
更年期に膝痛が出やすい原因は、
①エストロゲン(女性ホルモン)の減少
②体重の増加

があげられます。

 

エストロゲン(女性ホルモン)の減少

卵巣から分泌されるエストロゲン(女性ホルモン)には、コラーゲンの生成を活性化する働きをもっています。コラーゲンは関節軟骨に含まれていて、関節軟骨がなめらかに動くために必要な成分。

しかし、加齢とともに卵巣機能は低下していき、エストロゲンは十分に分泌できなくなってしまいます。エストロゲンの分泌量が減ることで、体内で作られるコラーゲンの量も減少し、関節軟骨の痛みにつながってしまいます。

 

運動不足

「一生のうちに膝を何度も使うことで膝が痛くなるのなら、まったく運動しなければ痛くならないの?」「長距離走るマラソン選手やサッカー選手は膝を傷めやすいの?」と疑問に思いませんか?実は、これは間違いなんです。

むしろ、運動不足が関節軟骨の質を下げ、膝の痛みの原因となっているのです。

私たちの体の臓器や皮膚は、血液を通して酸素や栄養が送り込まれることで、健康な状態が維持されています。例えば、腕にかすり傷を作ってしまっても、血管を通って酸素と栄養がたっぷり届くので、傷は徐々に治っていきます。

しかし、関節軟骨には血管は通っていません。関節は「関節包(かんせつほう)」という袋のようなもので包まれていて、関節包の中は「関節液(かんせつえき)」という液体で満たされています。関節軟骨はこの関節液から酸素・栄養を取り込むことで、健康な状態を保てています。

更年期に悩む主婦・山田さん
関節軟骨は、関節液から栄養をもらっているんですよね。じゃあ、運動しなくても問題ないんじゃないですか?
くみちゃん先生
そう思いますよね?実は、歩いたり動いたりして関節軟骨に力が加わるときに、関節液から関節軟骨に栄養が送られているんです!
更年期に悩む主婦・山田さん
えぇ、そうなんですか!?

関節軟骨は、いつでも関節液から酸素や栄養を送ってもらえる訳ではありません。膝に力が入ったあと力が抜けたときに、関節液が関節軟骨にしみ込み、酸素や栄養を送り届けます。よく歩き、関節を動かすことで、関節軟骨は元気になるのです。

反対に、関節を動かさないようにしていると、最終的に関節軟骨は溶けてしまいます。関節軟骨が溶けると、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)がくっついてしまい、足が動かせなくなってしまうのです。

 

体重の増加

更年期に膝の痛みが出やすい理由の一つに、更年期の体重増加があげられます。

先ほど「エストロゲンにはコラーゲンの生成を活性化する」と説明しましたが、実は、エストロゲンには内臓脂肪を減らす・悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やすという働きももっています。

エストロゲンが分泌されている間は、何もしなくても「内臓脂肪が増えにくい」「コレステロール値が上がりにくい」状態だった訳です。さらにエストロゲンには「食欲をおさえる」という作用もあるため、ある程度食欲をおさえてくれていました。

しかし更年期に入ると、エストロゲン量は減少してしまいます。エストロゲン量が減ると、食欲は増える、コレステロール値は上がりやすくなる、内臓脂肪は増えやすくなる・・・と、「太りやすくなる」「体重が増加する」原因のオンパレードになってしまいます。

更年期に入り、「今までと食生活は変わっていないのに体重が増えてしまった」とか「更年期に入ってから食欲が増えて、たくさん食べるようになった」という声が多く聞かれるのは、エストロゲンの作用が強く影響していたからなのです。

 

膝の痛みを改善する方法

運動をする

膝の痛みを改善する最も有効的な方法は、運動をすることです。

膝の痛みの原因でもお話しさせていただきましたが、運動をすることで関節軟骨に栄養が届き、軟骨の力をアップすることができます。

膝の痛みに効果的な運動は、

・脚上げ運動
・ウォーキング
・ストレッチ

この3つです。

 

脚上げ運動

脚上げ運動

日本整形外科学会・日本運動器リハビリテーション学会などの共同研究によると、脚上げ運動は、変形性膝関節症の痛みを改善することが証明され、痛み止めの薬よりも高い効果があると報告されています。

片足は伸ばしたままで、逆の足をゆっくり約10cmほど上げ、5秒間静止します。左右20回ずつ行うようにしましょう。痛みを感じる場合は、無理をしないようにしてください。

 

ウォーキング

ウォーキングは、ただの運動ではなく治療と捉えていいほど、膝に嬉しい効果を与えてくれます。既に痛みや違和感があるときはつらいかもしれませんので、距離を長くしたり負担をかけすぎないように注意してください。

ウォーキングは、脂肪を燃やし体重を減らすことができます。そうすると体重がかかることによる膝の痛みが軽減されるという嬉しい効果も。ぜひ取り入れてみてください。

痛みが強い場合は、その場で足踏みするだけでも効果があります。

 

ストレッチ

ストレッチをして足を曲げたり伸ばしたりすることで、関節の痛みをやわらげるだけでなく、関節軟骨が溶け出して歩けなくなることを予防することもできます。その場でストレッチをすると痛みや違和感がある場合は、お風呂で行うようにしてみてください。

体が温まることで膝もやわらかくなるので、ストレッチがしやすくなりますよ。

 

サプリメントを活用する

「ひざの痛みをしっかり治すコツがわかる本(黒澤尚著)」によると、グルコサミン・コンドロイチンが含まれているサプリメントは、初期~中期の変形性膝関節症による痛みをやわらげる効果が報告されているとのこと。

運動をしながらサプリメントを活用することで相乗効果が発揮され、より痛みを改善しやすくなります。

「足の痛みが気になってなかなか運動できない」という人は、まずはサプリメントで足の痛みをやわらげてから、運動を始めるのもいいですね。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です