更年期障害によるホットフラッシュ・ほてりの原因と対処法まとめ

更年期障害による汗・ホットフラッシュの原因と対処法まとめ
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更年期障害による発汗(ホットフラッシュ)とは

更年期に悩む主婦・山田さん
はぁ、特に暑くもないのに急にひどい汗が出るのが本当につらいわ・・・。なんで更年期になったら、汗が出やすくなるのかしら・・・。
くみちゃん先生
山田さん、おつらそうですね・・・。更年期障害の症状で、吹き出すような汗が出ることを「ホットフラッシュ」と言います。山田さんも、ホットフラッシュの症状が出ているようですね。

ホットフラッシュとは、気温、時間、状況に関係なく、吹き出すように、または滝のように大汗が出るのが特徴です。発汗と同時にほてりを感じることもあります。また、起きている間だけでなく、寝汗をよくかくようになる人もいます。

ホットフラッシュは、発症すると短くても30秒、長いと10分程度続くこともあります。人によっては20分から30分程度続くこともあるようです。また、1日に何回もホットフラッシュになる人や、週に1回から2回おきる程度の人まで、頻度にも個人差があります。

また、勘違いしやすいのですが、「少し耳が熱くなる」や「なんとなく汗っかきになった気がする」という程度では、ホットフラッシュではないことがほとんどです。ホットフラッシュは、「とにかく大汗をかく」「さっきまでは何事もなかったのに、肌寒くなったと思ったらカッとほてってきて、汗が流れだす」など、激しい症状があるのが特徴です。

 

更年期障害で汗が出る(ホットフラッシュ)期間

ホットフラッシュが始まってから終わるまでの期間を予測することはできません。個人差があり、2年から3年で症状が出なくなる人や、それより長期間症状が出続ける人もいます。

 

更年期に汗が出る(ホットフラッシュ)原因

更年期に悩む主婦・山田さん
そもそも、なんで更年期障害になったら大汗をかきやすくなるのかしら?
くみちゃん先生
更年期に入りエストロゲン(女性ホルモン)が欠乏し、自律神経が乱れることで、汗をかきやすくなってしまうんです。

更年期症状でホットフラッシュが起きる理由
(引用:eo健康

まず、エストロゲンなどの女性ホルモンは、脳にある視床下部という中枢機関によってコントロールされています。視床下部は、自律神経の中枢であり、生命活動に必要な「血圧」「心拍数」などの調節も行っています。

更年期に入ると卵巣の機能が低下し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が急激に減少します。そのため、脳は「もっとエストロゲンを分泌して!」と視床下部に指令を出すのですが、卵巣の機能が低下してしまっているため、エストロゲンを分泌することができません。

この、脳からの「もっとエストロゲンを出して!」という指令が出るのに、卵巣がエストロゲンを作り出さないことが繰り返されると、視床下部はパニック状態になり、自律神経も乱れてしまうのです。

こうして、ホットフラッシュの症状がおきやすくなってしまいます。

 

汗は出ない「ホットフラッシュ」がある?

ホットフラッシュとは、汗をかくだけではなく、「のぼせ」や「ほてり」の症状もこれに該当します。ホットフラッシュの症状で汗をかきやすくなる人が多いのですが、中には汗をほとんとかかないが、顔が異常にほてる、体が熱くなる、という人もいるようです。

また「冷えのぼせ」と言って、「汗はほとんど出ないのに顔や体が熱くなり、手足は冷える」という症状もあります。特にもともと冷え性の人に起きやすい症状です。

 

更年期障害以外の発汗の原因

更年期に悩む主婦・山田さん
そういえば、更年期障害以外にも汗をかきやすくなる原因ってあるんですか?
くみちゃん先生
はい、更年期症状以外のさまざまな要因で急に大量の汗をかくことがあります。

温熱性発汗

温熱性発汗とは、激しい運動や暑い場所に行き、上がった体温を下げるために出る汗のことです。

 

精神性発汗

精神性発汗とは、緊張やストレスなどによって、脳の交感神経が刺激されることで出る汗のことです。「人前に出ると汗が吹き出して止まらなくなる」や、「人と会う前に汗をかいて、止まれ!と思えば思うほど汗が出てしまう」のは、汗を気にすることで、交感神経が刺激されてしまっているのが原因です。

 

味覚性発汗

味覚性発汗とは、名前の通り、辛いものや強い酸味のある食べ物を食べたときに出る汗のことです。

 

汗腺が休みがちになる

人間には200万から300万個もの汗腺がありますが、その全ての汗腺が働いている(=汗を出している)訳ではありません。クーラーに頼りがちな生活をしたり、あまり汗をかかないような生活を続けていると、汗腺は休眠状態になってしまいます。

特に、下半身の汗腺が休眠状態になりやすいかわりに、下半身から出るはずだった汗が上半身から出るようになり、頭、おでこ、脇、背中などから汗をかきやすくなります。

 

バセドウ病

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に出る病気のことです。全身の代謝があまりに良くなりすぎるために、汗をかきやすくなってしまいます。

 

糖尿病

糖尿病になると、「糖尿病神経障害」という合併症を起こしやすくなります。糖尿病神経障害になると自律神経が乱れやすくなり、汗をかきやすくなります。

 

自律神経失調症

自律神経失調症とは、「どれくらい汗を出すか」「どれくらい心臓を動かすか」「感情の動き(悲しいときに涙が出る、ビックリすると心臓の鼓動が速くなるなど)」「神経の動き」「内分泌の動き」などを司っている自律神経が乱れる病気のことです。

「発汗」をコントロールしている自律神経が乱れるため、汗をかきやすくなることがあります。

 

更年期に悩む主婦・山田さん
う~ん、思った以上に汗をかきやすくなる原因ってあるんですね。これじゃあ、更年期による汗なのか、他の原因による汗なのか、分からないこともありそう。
くみちゃん先生
原因が分からないときは、「どんな状態のときに」汗が出やすくなったかを思い出してください。リラックスしているときや寝ているときにも大汗をかくようなら、更年期によるものの可能性が高いと言えます。
更年期に悩む主婦・山田さん
そう言われると、私は家でも外でも、場所や環境関係なくドッと汗が出るわ。それも、今まではこんな汗のかきかたをしたことがなかったから、やっぱり更年期が原因なのかもしれないわね。

 

更年期障害による発汗(ホットフラッシュ)を止める薬

更年期に悩む主婦・山田さん
そうそう、ホットフラッシュは、お薬で止められるのでしょうか?
くみちゃん先生
はい、更年期障害の治療でもっとも有名な「ホルモン補充治療」を受けることで、大きく改善することがあります。

更年期症状のホルモン補充治療でホットフラッシュが改善した割合
(引用:Qlife)

Qlifeが行った調査によると、ホルモン補充治療をしたうちの49%が「顔のほてりが改善した」と答え、38.8%が「汗をかきやすかったのが改善した」と答えたと発表されています。つまり、約3~5人に1人は、ホルモン補充治療でホットフラッシュが改善したということになります。

 

しかし、ホルモン補充治療は誰でも受けられる訳ではありません。また、長期間の継続で乳がんのリスクがわずかに上がるという指摘もあり、ホルモン補充治療に抵抗をもつ女性が多いのも事実です。

※ホルモン補充治療の詳細については、「更年期障害の症状を改善する市販薬・処方薬とは?効果や副作用は?」をご覧ください。

 

更年期障害による発汗(ホットフラッシュ)を止める漢方

くみちゃん先生
ホルモン治療を受けられない人や抵抗がある人には、漢方薬もおすすめです。

更年期障害につかう「三大漢方薬」とも呼ばれている、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「加味逍遥散(かみしょうようさん)」、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」が処方されることが多くあります。

漢方薬には種類が多く、自分の体質や症状にピッタリあう漢方薬を自己判断で見つけるのは簡単ではありません。病院で診察を受け、自分に合う漢方薬を処方してもらうことをおすすめします。

※更年期症状治療に使われる漢方薬については、「更年期障害の症状を改善する漢方薬まとめ!メリット・副作用など」をご覧ください。

 

更年期障害による発汗(ホットフラッシュ)を止めるサプリ

くみちゃん先生
「病院に行かずに何とかしたい!」「もっと手軽にお試ししたい」という方には、サプリメントもおすすめです。

サプリメントでホットフラッシュを改善したい場合は、ホットフラッシュの原因である「自律神経の乱れ」をおさめる成分が入っているサプリメントを選びましょう。

自律神経を調節できる成分でおすすめなのは、「サポニン」です。サポニンとは、「田七人参(でんしちにんじん)」や「高麗人参」といったウコギ科の植物から取れる成分のことです。

サポニンの主成分は「ジンセノサイド」と呼ばれるものなのですが、このジンセノサイドに、自律神経を調節する効果があるとされています。

 

更年期障害による発汗(ホットフラッシュ)の対処法

運動や半身浴をして汗腺の働きを良くする

汗が出る原因でもご説明しましたように、あまりに汗をかかない生活を続けていると下半身の汗腺が休眠状態になり、下半身から汗が出ないかわりに上半身から汗が出やすくなってしまいます。

下半身の汗腺を休眠状態にしてしまわないために、ウォーキングやランキングなどの適度な運動や、半身浴などをして、「汗をかく練習」をしておきましょう。

 

大豆イソフラボンを摂取する

そもそもホットフラッシュとは、エストロゲンが減って自律神経が乱れることが原因です。減ってしまったエストロゲンに似た働きをする「イソフラボン」を摂ることで、症状が軽くなることがあります。イソフラボンとは、豆乳などの大豆飲料、納豆、油揚げなどに含まれています。

しかし、イソフラボンとは摂り過ぎるとホルモンバランスが悪くなることも指摘されています。過剰に摂取するのは控えましょう。

 

多汗症の人のための「呼吸法」を試す

呼吸法は、ごく簡単です。正座かあぐらの姿勢になり、以下を試してみてください。

1、呼気 お腹をひっこめるようにして、古い空気を吐き出す(例:1秒で吸う)
2、吸気 おなかの筋肉をゆるめて、自然に空気を取り入れる(例:2秒で吐く 呼気の2倍の長さにする)
3、補息 そのまま息を止める(例:8秒止める 吸気の4倍の長さ)
(参考:「読むだけで汗が少なくなる本」五味常明著)
 

自律訓練法を試す

静かに落ち着ける場所で、椅子に座るか仰向けに寝る姿勢で目を閉じます。そして、次の7つの項目をとなえて、本当にその通りの状態になるように気持ちを落ち着けます。

1、「気持ちがとても落ち着いている」
2、「手足が重い」
3、「手足が温かい」
4、「心臓が静かに打っている」
5、「呼吸が楽になっている」
6、「おなかが温かい」
7、「額が涼しい」

これが終わったら、次は、終了のための動作を行います。

1、「手足が軽い」
2、「手足の温かさがひいてくる」
3、「おなかの温かさがひいてくる」
4、「額の涼しさがひいてくる」
5、「気持ちがとても落ち着いている」

これらを、1回5分以内を目安に、1日2~3回行ってみてください。

 

頭の汗が止まらないときの対処法

更年期に悩む主婦・山田さん
私、おでこだけじゃなくって頭の汗も凄く気になってるの。頭皮に汗をかいたら髪の毛がベチャベチャになって本当につらいのよね・・・。
くみちゃん先生
頭にかく汗は本当にやっかいですよね、凄く分かります。頭皮にかいてしまう汗には、「ドンキホーテ」などで販売されている桐灰の「アイスドライ」という頭髪用スプレーがおすすめです!

最近はSNSでも話題になっていましたよ!

頭皮の汗は、ハンカチで拭いたりしても髪の毛が塗れて気持ち悪いですし、見た目にもぐちゃぐちゃ感が出てつらいですよね・・・。事前にアイスドライをしておくと、かなり長い時間頭皮に汗をかきにくくなります。

更年期に悩む主婦・山田さん
こんな商品があるのね、知らなかったわ!それと、おでこの汗もスプレーなんかで止められたりするのかしら?
くみちゃん先生
最近は、「顔汗用クリーム」なんかが発売されていますね。お化粧をした上からでも塗れるので、持ち運んで使っている女性が急増しているんですよ!

一般的に発売されている「オドレミン」「デトランスα」などの制汗剤(制汗クリーム、制汗スプレー)は、刺激の強い成分が配合されていて、顔など皮膚が薄い部分に塗るとかゆくなったり荒れてしまうことがあります。

しかし、「顔汗クリーム」は刺激が弱い成分で作られていますので、肌荒れの心配をすることなく使うことができますよ。

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