更年期障害でイライラする原因と対処法!おすすめの漢方や食べ物も

更年期障害でイライラする原因と対処法!おすすめの漢方や食べ物も
更年期に悩む主婦・山田さん
最近イライラが止まらなくて困っています。更年期障害の症状でイライラしがちになることもあるのでしょうか?
くみちゃん先生
山田さん、大丈夫ですか!?更年期障害でイライラしやすくなる方は多くいらっしゃいます。また「急に落ち込む」「焦りがでる」などの気分の不調を感じる女性も多いんですよ。

家庭・職場での対人関係や、「自分が思ったように物事が進まない」ときにイライラすることがありますよね。しかし更年期になると、更年期特有の理由により、嫌でもイライラしやすくなることが分かっています。

この記事では、
・更年期にイライラしやすくなる原因
・イライラを解消する方法(薬、漢方、食事、生活習慣)
・更年期のイライラとPMSによるイライラの見分け方
・イライラによる八つ当たりを止める方法

についてご紹介しています。

 

スポンサーリンク

更年期障害でイライラしやすくなる原因

更年期に悩む主婦・山田さん
そもそも、なぜ更年期障害でイライラしやすくなるんですか?
くみちゃん先生
更年期障害でイライラしやすくなる原因には、
①エストロゲン(女性ホルモン)の減少
②テストステロン(男性ホルモン)の増加
③更年期特有のストレス

があげられます。それぞれ、詳しく説明していきますね。

エストロゲン(女性ホルモン)の減少

年齢ごとのエストロゲンレベル比較データ

更年期に入ると、女性の卵巣機能は低下し、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が急激に低下します。エストロゲンが減少すると、「セロトニン」の分泌量も低下することが分かっています。(参考:(独)労働者健康福祉機構)

セロトニンとは、気持ちを落ち着かせる・安定させる作用をもつ神経伝達物質のことです。喜んだり楽しいと感じたときに分泌される「ドーパミン」や、驚いたり恐怖を感じたときに分泌される「ノルアドレナリン」が暴走しないようにコントロールすることで、精神を安定させてくれています。

しかし更年期に入ると、精神を安定させてくれる「セロトニン」の分泌量が低下してしまうため、更年期にはイライラしやすくなってしまうのです。

 

テストステロン(男性ホルモン)による影響力の増加

女性の年齢別女性ホルモン・男性ホルモン量の変化

私たち女性の体でも、男性ホルモンが分泌されています。男性ホルモンには、「男性らしい強い身体を作る」「性欲や性機能を維持する」などの働きがあるのですが、「攻撃的になりやすい」「イライラしやすい」という働きももっています。

女性が女性ホルモンが十分に分泌できている間は、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが取れているため、男性ホルモンの影響を強く受けることはありません。しかし、更年期に入り女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンの影響を受けやすくなってしまうのです。

Study of Women’s Health Across the Nationという、高齢女性の健康を研究している団体からも「女性のテストステロン値が高いと、攻撃的になる・イライラしやすいなどの症状を増加させる」ことが発表されています。

 

更年期特有のストレス

更年期には、家庭、子育て、親の介護、自分の将来のこと、人間関係など、すぐには解決できないような悩みを抱えることが多くなり、イライラしやすくなってしまいます。

また、更年期障害の症状である「ホットフラッシュ」「めまい」「頭痛」「疲れやすい」「関節痛」などが直接イライラの原因になることがあります。

 

更年期障害によるイライラの解消方法:薬・漢方

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期障害によるイライラは、どうすれば解消できますか?
くみちゃん先生
イライラを解消するためには、
①ホルモン治療や漢方薬を服用する
②食事内容を改善する
③生活習慣を改善する

などの方法があります。

ホルモン治療

「イライラ」や「気分の落ち込み」などの気分の不調があまりにひどく、生活に支障をきたす場合は、ホルモン治療の検討をおすすめします。

ホルモン治療とは、更年期に欠乏してしまう女性ホルモンをお薬で補う方法です。女性ホルモンの不足によるイライラや気分の不調には効果がてきめんに現れるのですが、その他の原因でイライラが起きている場合には、効果を実感できない可能性もあります。

ホルモン治療についての詳細は、「更年期障害の症状を改善する市販薬・処方薬とは?効果や副作用は?」を参考にしてください。

 

漢方薬・サプリメントを服用する

イライラや精神的な不調を改善してくれる漢方薬・サプリメントを服用することで、イライラをおさえることができます。

イライラ解消に効果が期待できる成分の中で最もおすすめなのが「サポニン」です。サポニンは、田七人参や高麗人参と言ったオタネ科の人参に含まれていて、自然由来であることが特徴です。

ライオン株式会社の研究発表によると、サポニンには「精神を安定させる作用」があると分かっています。

 

更年期障害によるイライラの解消方法:食事改善

更年期に悩む主婦・山田さん
イライラしてしまうときに取りたいおすすめの食べ物はありますか?
くみちゃん先生
イライラしやすいときは、
①大豆イソフラボン
②ローヤルゼリー

がおすすめです。

大豆イソフラボンを摂取する

農林水産省によると、大豆イソフラボンにはエストロゲン(女性ホルモン)と似たような働きをすることが分かっています。

女性ホルモンの欠乏がイライラの原因になっている場合、大豆イソフラボンを積極的に取ることで、イライラがおさえられることがあります。

 

ローヤルゼリーを食べる

「末病のトランスレーショナルリサーチ~末病医療の確立に向けた薬理基盤~(日本薬学会)」という論文によると、ローヤルゼリーはエストロゲン(女性ホルモン)と似たような作用をすることが分かっています。

また、閉経をむかえた女性の自律神経失調症にも効果的であることが発表されています。

 

更年期障害によるイライラの解消方法:生活習慣

軽い運動をする

ウォーキングやジョギングなどの運動をするとセロトニンを分泌することができ、気持ちを落ち着かせることができます。

 

睡眠時間をしっかり確保する

「最新の睡眠化学が証明する 必ず眠れるとっておきの秘訣!(櫻井武著)」では、睡眠は健康な精神機能を保つことが断言されています。

睡眠不足は、集中力、記憶力、判断力が低下し、気分が落ち込みやすくなることも分かっています。

 

朝日を浴びる

朝日をしっかりと浴びることで、精神を安定させる働きをするセロトニンを分泌することができます。

朝目が覚めたらカーテンを開けて、体に太陽光を浴びるようにしてください。晴れている日は、窓辺に10分~15分いることでセロトニンを活発にすることができます。太陽光を直接見ると目を傷める原因になりますのでで注意してくださいね。

曇っている日は、可能であれば10分~15分家の外に出ることで、セロトニンを活発にすることができます。

 

アロマテラピーを試してみる

更年期に悩む主婦・山田さん
落ち込んでいるときや眠れないときにアロマがいい!とよく聞きますが、本当に効果はあるのでしょうか?
くみちゃん先生
香りは鼻を通して脳に直接伝わるため、心や体に効果があらわれやすいとされています。

例えば、隣のお家からカレーのにおいがしてきたら「お腹すいたな」と感じたり、自然あふれる場所でお花や樹木の香りがしたら「なんだかリラックスできる」と感じたことはありませんか?

更年期に悩む主婦・山田さん
あります、あります!

何らかの香りは私たちの鼻を通って、脳の視床下部(ししょうかぶ)という中枢に届いて働きかけます。この視床下部は、自律神経のコントロールを行っています。

つまり、「リラックスできる」「気分を落ち着かせる」香りをかぐことで、自律神経のコントロールをしている視床下部に働きかけ、自律神経を調節することができるのです。

イライラを鎮める香りは、以下の通りです。

ラベンダー
自律神経のバランスを整える。イライラ、不安を落ち着かせる。
イランイラン
ストレスによる緊張感から開放する。幸福感をもつことができる。
ベルガモット
気分の落ち込みや抑うつ感を改善。寝つきが悪い時にも効果的。
カモミールロマン
イライラ・怒りっぽい・緊張感などを落ち着かせる。不眠にも効果的。
オレンジ・スイート
気分を明るくする。ぐっすり眠りたいときにも効果的。
ゼラニウム
更年期障害による気分の不調に◎。肌の若返りにも効果が期待できる。
カモミール・ローマン
緊張感、深い落ち込み、嫌悪感を緩和させる。安心と癒しを感じることができる。

 

楽しむ・リラックスする時間を作る

イライラしがちなときは、「楽しい」「癒される」などの気持ちを忘れがちになっています。焦らなくてかまいませんので、ゆっくり気持ちを落ち着けて、少しでも自分が楽しい・リラックスできると思うことをしてみてください。

「楽しいと思えることがないから困ってるのに!」というお気持ちもよく分かります。そんなときは、「好きなものを食べる」「いつもは食べられないちょっと高級なものを食べてみる」「欲しかったものを買ってみる」など、いつも頑張っている自分にご褒美をしてあげてください。

更年期にはすぐに解決できないような深い悩みが増えるのも事実です。しかし、「どうしたらいいんだろう」と深く思い悩まないようにしてください。解決しにくい悩みほど深く考えがちになりますが、考えれば考えるほどイライラしたり気分が落ち込みやすくなってしまいます。

 

更年期障害のイライラにプラセンタは効果がある?

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期障害にはプラセンタがいいと聞いたこともありますが、本当に効果はあるのでしょうか?
くみちゃん先生
プラセンタ注射を保険適用で受けることもできますが、国立健康・栄養研究所からは「プラセンタが人に必ずしも効果的であるとしたデータはない」と発表されているんです。
くみちゃん先生
また、「プラセンタ注射を受けたことがある人は、感染症のリスクが否定できないため、献血をしてはいけない」と厚生労働省によって決められています。実際に感染症にかかった人はいないとされていますが、やや心配ですよね。

更年期障害の治療としてプラセンタ注射が使われていて、実際に「イライラしなくなった」「疲れにくくなった」と効果を実感している方も多くいらっしゃいます。しかし、なかにはまったく効果を実感できない人もいること、感染症のリスクが100%ないとは言えないことから、当サイトでは積極的におすすめしていません。

 

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です