更年期障害の症状を改善する市販薬・処方薬とは?効果や副作用は?

更年期障害の症状を改善する市販薬・処方薬とは?効果や副作用は?

「更年期障害の症状が出てるようだけど、どんなお薬を飲めばいいの?」「自分に合った薬はどれだろう?」と迷われていませんか?

この記事では、更年期症状を改善するお薬についてご紹介しています。

 

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期症状を改善するお薬って、どんなものがあるんですか?何を選んだらいいか分からなくて。
くみちゃん先生
更年期障害のお薬には、①薬局やドラッグストアで購入できる市販薬 ②病院で処方してもらえる処方薬があります。
更年期に悩む主婦・山田さん
そうなのね。でも、色んな種類があってどれを選んだらいいか分からないわねぇ。自分に合ったものを探すのもおっくうだし。
くみちゃん先生
この記事では、「どんな症状の方にむいているお薬なのか」を説明しますので、安心してください!

 

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市販薬

くみちゃん先生
まずは、薬局で購入できる市販薬についてご紹介します。特に多くの女性が使っているのが「ルビーナ」「命の母A」です。

今回は、2つの市販薬について詳しく説明させていただきます。

 

ルビーナ

分類
第2類医薬品
効能
更年期障害、めまい、立ちくらみ、どうき、息切れ、貧血
向いている体質
体力が中程度~虚弱(体力があまりない人)
用法/容量
1日3回/1回3錠を食後すぐに水またはお湯で噛まずに服用
粒数
1瓶180粒(1日9粒・20日分)
価格(税込)/1日あたりの価格
3,326円/1日約166円

ルビーナは、「血のめぐりを良くして体をポカポカと温める」漢方薬の四物湯(しもつとう)と、「水分の代謝や自律神経のはたらきを整える」漢方薬の苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を組み合わせて作られた漢方薬です。

ルビーナは第2類医薬品に指定されている「医薬品」です。医薬品は5種類に分けることができます。

医薬品の種類(第二類医薬品とは)
(引用:日本調剤

第2類医薬品は他の医薬品に比べてリスクは中程度。薬剤師または登録販売者から説明を受けて購入すべきとされていますが、必須という訳ではありません。インターネット通販で商品を購入することもできます。

 

製造元の武田製薬工業が実施した臨床試験において、ルビーナには以下のような効果があると証明されています。

更年期障害の薬「ルビーナ」の効果
くみちゃん先生
ルビーナは「体のほてり」「のぼせ」「疲れ」など、おもに身体症状に効果のあるお薬です。

逆に、「イライラしやすい」「落ち込みやすい」などの精神症状にはあまり効果がありません。

 

命の母A

分類
第2類医薬品
効能
更年期障害、更年期神経症、血の道症(※)、のぼせ、生理不順、生理異常、生理痛、
肩こり、冷え症、肌荒れ、めまい、耳鳴り、動悸、貧血、にきび、便秘、ヒステリー、帯下、産前産後、下腹腰痛、血圧異常、頭痛、頭重
向いている体質
体力が中程度~虚弱(体力があまりない人)
用法/容量
1日3回/1回4錠を食後に水またはお湯で噛まずに服用
粒数
1瓶84粒、252粒、420粒、840粒
価格(税込)/1日あたりの価格
84粒(756円)/1日108円

命の母Aは、漢方医学にのっとって作られた、13種類の生薬(原料のままほとんど加工しない漢方薬)11種類のビタミンが配合されているお薬です。

命の母Aには、女性の不調の原因に多いと言われている「血の滞り、血の不足」を改善する生薬、気分が落ち込んだり、めまいや頭痛の原因となる「気の滞り」を改善する生薬、体がだるくなったり頭が重く感じる原因である「水分の滞り(水分の代謝)」を改善する生薬が配合されています。

また、以下のようなビタミンが含まれています。

ビタミンB1
神経や筋肉をサポート。肩こりや腰痛に効果がある。
ビタミンB2
皮膚や粘膜を健康に保つ。ニキビ・肌荒れなどを改善。
ビタミンB6
皮膚や粘膜を健康に保つ。ニキビ・肌荒れなどを改善。
ビタミン12
末梢神経の働きを正常にする。
葉酸
血液を正常に保つ。貧血改善。
パントテン酸カルシウム
脂肪や糖質を代謝する。
タウリン
神経や筋肉をサポート。疲労回復に効果がある。
ビタミンE
血行を改善。肩こり、しびれ、冷え、のぼせの改善。
ビオチン
皮膚炎などを緩和する。

初めに説明した市販薬「ルビーナ」と同じく、第2類医薬品です。インターネット通販でも購入することができます。

くみちゃん先生
命の母Aは「イライラしやすい」「ヒステリックになりやすい」などの精神症状にも効果があるお薬です。また、ビタミンも豊富に含まれており、「ニキビ」「肌荒れ」など美容面での効果も期待することができます。

 

ホルモン補充治療

くみちゃん先生
ここからは、病院で処方してもらえる「処方薬」についてご紹介します。

処方薬には、①錠剤 ②塗り薬 ③貼り薬 ④膣内投与薬 の4種類あります。

 

錠剤、塗り薬、張り薬

ホルモンを補充するための錠剤には、以下のようなものがあります。

錠剤の種類
目的
エストロゲン単剤
更年期に不足しがちになるエストロゲン(女性ホルモン)だけを補充する
エストロゲン黄体ホルモン配合剤
エストロゲン単剤にプロゲステロン(黄体ホルモン)を配合したもの。子宮体がん発症を予防する。
黄体ホルモン単剤
プロゲステロン(黄体ホルモン)を補充する。主に子宮を切除した人が使用する。

ホルモン補充治療は、「子宮のある人・子宮のない人」「閉経後間もない人・閉経後時間が経っている人」などの条件や状態によって、治療できる内容が変わります。

更年期障害症状へのホルモン補充治療の種類
(引用:NPO法人 女性の健康とメノポーズ協会)

 

膣内投与薬

膣内投与薬は、「膣座薬」とも呼ばれている、膣からホルモンを補充するお薬のことです。「膣が乾燥しやすくなる」「膣にかゆみや痛みがある」「性交痛がある」などの閉経後膣炎(老人性膣炎、委縮性膣炎)の症状を改善します。

また、閉経後は、膣内に存在している「乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)」という菌が減ってしまいます。乳酸桿菌が減ると、カンジタ菌、大腸菌、ブドウ球菌などが繁殖しやすくなり、カンジタ膣炎にかかりやすくなります。

膣内投与薬は、閉経後になりやすいカンジタ膣炎をも改善する効果が期待できます。

 

その他の処方薬

くみちゃん先生
更年期症状のなかでも「不安感が強い」「ひどく落ち込む」「ひどく眠れない」などの症状が強い場合は、抗うつ剤、抗不安剤、睡眠導入剤を用いることもあります。

抗うつ剤

婦人科や更年期外来での問診や心理テストの結果、うつ病や不安障害の疑いがある場合に、抗うつ剤による治療が行われます。抗うつ剤の処方は婦人科ではなく、精神科や心療内科にて行われます。

抗うつ剤の多くは即効性がなく、長期間服用することで「何となく症状が楽になる」ことが多いようです。

 

抗不安剤

抗うつ剤に比べて即効性があり、飲んですぐに「不安感が落ち着いた」「焦燥感がマシになった」と感じる人が多いようです。しかし、即効性があるばかりに、薬に依存してしまうリスクも存在しています。

 

睡眠導入剤

「眠れない」「寝つきが悪い」「何度も目が醒める」などの眠りに関するトラブルがあるときに用いられる薬です。特に更年期は、自律神経のバランスが悪くなり、睡眠に関するトラブルをかかえやすくなります。

更年期女性における睡眠薬の処方率
(引用:保険指導リソースガイド)

更年期障害の治療を受けている40歳~64歳女性の、睡眠薬処方率は平均で19.8%。更年期障害に悩んでいる女性の5人に1人は睡眠薬を処方してもらっているという現実から、更年期には眠りに関する悩みがある女性が多いことが分かります。

くみちゃん先生
更年期症状のなかでも特に「眠れない」という悩みが強い方は、睡眠導入剤や睡眠サプリメントなどの摂取をおすすめしています。

 

更年期障害の薬についてのまとめ

更年期症状を緩和するお薬には、市販薬、ホルモン治療薬、その他の処方薬があります。ご自分の症状にあったお薬を探してみてくださいね。

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