更年期の物忘れと認知症を見分ける方法!物忘れ・認知症の原因とは?

更年期の物忘れと認知症を見分ける方法!物忘れ・認知症の原因とは?
スポンサーリンク

更年期の物忘れは認知症の前兆?

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期に入りよく物忘れをするようになったのですが、もしかして認知症の前兆ですか!?
くみちゃん先生
認知症の前兆かどうかはどれくらい・どのような物忘れをしているかによって異なります。

ですが、更年期の認知症の多くは認知症の前兆ではありません

認知症の初期症状に「物忘れ」があるため、更年期に物忘れするようになると「もしかして認知症かも!?」と焦る方も多くいらっしゃいます。先ほども説明しました通り、更年期におきる物忘れの多くは、認知症の前兆ではありません。

しかし、一部には認知症の初期症状として「物忘れ」が起きているのも事実です。

 

「物忘れ」と認知症の初期症状の「物忘れ」の違い

更年期に悩む主婦・山田さん
単なる物忘れと、認知症の初期におきる物忘れは、どう違うのでしょうか?
くみちゃん先生
物忘れは加齢によって誰にでもおきるものです。認知症の初期症状は、人間の記憶機能の「記銘(情報を学習して覚えること)」ができなくなるためにおきます。

私たち人間の記憶は、三段階によって成り立っています。

人間の記憶の流れ

①記銘(きめい)・・・情報を学習し覚えること
(例、今日は夜ごはんにカレーを食べて、とてもおいしかった。)

②保持・・・情報を記憶としてたくわえること
(例、さっき夜ごはんに食べたカレーはおいしかったな、と覚えていること)

③再生・・・たくわえた情報を思い出すこと
(例、旦那に「さっきのカレーどうだった?」と聞かれて、「おいしかった」と思い出すこと)

この記憶の流れのどこかに異常がおきることで、物忘れや認知症の初期症状による物忘れがおきています。

 

物忘れ

私たち人間が歳を重ねると、体が衰えるのと同時に脳の働きも低下し、新しいことを覚えにくくなったり物忘れをしやすくなります。物忘れは、加齢と共に誰もがしやすくなるものです。

物忘れは、人間の記憶の、①記銘(情報を学習し覚えること)や②保持(情報を記憶としてたくわること)に問題はありません。ただ、③再生(たくわえた情報を思い出すこと)の機能が低下している状態です。

つまり、自分がしたことの一部は覚えていたり、自分が物忘れしていることを自覚しています。例えば、「さっき、どこにお財布をしまったかしら?」と忘れることはあっても、「お財布をしまったこと自体」を忘れることはありません。

また、物忘れは日常生活に支障をきたさないことがほとんどです。生きていく上で問題ない程度であれば、加齢による物忘れだと考えて問題ないでしょう。

 

認知症の初期症状の物忘れ

日本神経学会によると、認知症は「いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障を来すようになった状態」であると定義されています。

記憶の流れの【①記銘(情報を学習し覚えること)】に問題がおき、日常生活に支障をきたしている状態を意味します。つまり、情報を学習しても覚えられなくなるということです。

特に、

・記憶に関するヒントをもらっても思い出せない
・記憶を忘れている自覚がない

場合、認知症の初期症状として物忘れをしている可能性が高いと言えます。

特に多いのが、「記憶を忘れている自覚がなくなる」ことです。物忘れの場合は「昨日の夜ごはん、何食べたかしら?」という忘れ方をします。昨日、夜ごはんを食べたこと自体は忘れていませんよね。しかし、認知症の初期症状としてでる物忘れの場合、さっき夜ごはんを食べたにも関わらず「夜ごはん、まだ食べていないわ」と、ご飯を食べたことそのものを忘れてしまいます。

認知症の初期症状としての「物忘れ」の場合、自分は何かをしたことそのものを忘れているため、「自分は認知症だ」と気づくよりも家族が「何かおかしいぞ」と気づくことが多いとされています。

今まで、家族に物忘れについて指摘されたことはありますか?もしも気になるようであれば、家族に「私、普段物忘れしてる?」と聞いてみてもいいですね。

 

更年期の物忘れの原因

更年期に悩む主婦・山田さん
なぜ更年期は物忘れをしやすくなるのでしょうか?加齢だけが原因なんですか?
くみちゃん先生
更年期に物忘れをしやすくなる原因は、
①女性ホルモンの減少
②加齢による血行不良

があげられます。それぞれ説明していきますね。

 

女性ホルモンの減少

独立行政法人理化学研究所によると、エストロゲン(女性ホルモン)には、以下のような働きがあると報告されています。

・記憶の中枢である海馬を刺激し、記憶力を高める
・脳内の神経伝達物質を活性化する
・脳内の血流を高め、記憶障害を改善する

エストロゲンは、記憶機能を正しく働かせるために、必要な女性ホルモンだということが証明されています。

しかし更年期に入ると、卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌量が急激に低下します。更年期に入り「あれ、鍵はどこにしまったかしら?」と小さな物忘れが増えてしまうのは、エストロゲンが減ってしまうからです。

 

血行不良

私たち人間は、歳をとればとるほど毛細血管の数が減り、血流が滞りやすくなることが分かっています。血行不良は、脳の働きをも低下させてしまいます。

私たちは、血液から送られる酸素や栄養のおかげで、生命活動を維持したり、傷ができても治癒することができます。例えば、手の甲にかすり傷ができても、時間と共に傷は治っていきますよね。これは、血液からどんどん栄養が送られてくるためです。

脳も体と同じで、血液から送られる酸素と栄養のおかげで正常に働くことができます。しかし、血行不良になると十分な酸素・栄養が届かなくなってしまいます。酸素や栄養が不足と脳の働きも悪くなってしまうために、物忘れがおきてしまうのです。

 

脳の老化・認知症を予防する方法

DHAを摂る

東京海洋大学大学院海洋科学研究科の矢澤教授によると、魚にたっぷり含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)には認知症を予防し、症状を改善する働きがあるとのことです。

認知症の患者さんにDHAを6ヵ月摂取してもらい、言葉や動作などの能力がどれくらい改善されているかを見たところ、脳血管認知症の人の75%、アルツハイマー型認知症の人は100%も改善傾向が見られたとのことです。

DHAは、青魚(さば、いわし、あじ、さんまなど)にたくさん含まれています。特におすすめなのは刺身にして生のままで摂ること。認知症を予防するためにも青魚を意識して食べるようにしてくださいね。

 

ハンドマッサージ

杏林大学医学部の古賀教授によると、1日3分のハンドマッサージをすることで、脳内の血流量がアップすることが分かっているのだそうです。ハンドクリームを使ってマッサージをすると、さらに脳内の血流が促進されていることも分かっています。

ハンドマッサージの仕方はとても簡単なので、毎日気が向いたときに試してみてくださいね。

脳内血流量をアップするハンドマッサージ

①手のひら全体を使って、手の甲を親指から小指までさする(1分)

②指を反対側の手で軽く握り、指の根元から指の先に向かってこする(1分)

③手を組み、指と指の間をこすり合わせる(1分)

また、このハンドマッサージをしただけで、顔や首の温度が温まることも分かっています。冷えやすい更年期にピッタリのマッサージです。

 

喫煙を控える

たばこを吸うと、脳の老化を進めてしまう「活性酵素」が作られます。専門家の中には、「たばこを吸うことは活性酵素そのものを吸っているのと同じことだ」と指摘している人もいます。

体内に余分な活性酵素があると、体内の細胞を無差別に傷付けるようになります。がんや、糖尿病、心臓病、脳卒中も、活性酵素が過剰になり体内の細胞を傷付けることで発症するともいわれています。

また、副流煙を吸うことでも活性酵素が増えることがわかっています。たばこを吸っている人の近くには、できる限り近寄らないようにしましょう。

 

紫外線対策をする

喫煙と同じく、紫外線を浴びすぎることで活性酵素ができてしまいます。また、目から紫外線を浴びることで白内障の原因にもなります。

紫外線は骨に必要なビタミンDを作り出すため、骨粗しょう症予防には必要なものです。しかし、長時間浴びると健康を害する可能性がありますので、長時間紫外線を浴びる可能性があるときは、日傘を差したり手袋をして対策をするようにしてください。

 

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です