「更年期を迎えてから、どうしても朝起きれなくなった」「朝起きられなくて、大切な用事や仕事に遅刻してしまいそうになる」とお悩みではありませんか?実は、更年期に入ってから「朝起きられない!」と悩む女性はとても多いのです。
こちらの記事では、
・更年期に朝起きられなくなる原因
・朝起きられるようになる方法
についてご紹介しています。
大切な用事に遅刻してしまったり、時間を無駄にしてしまわないためにも、どうぞこの記事を参考にしていただきたいと思います。
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更年期に朝起きられなくなる原因


①自律神経の乱れ
②睡眠障害(睡眠トラブル)
の2つがあげられます。それぞれ、説明していきますね。
自律神経の乱れ
朝起きられなくなるのは、自律神経の乱れ(交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいっていないこと)が大きな原因です。
私たちが朝起きて活動しだすと、「闘争の神経」と呼ばれる交感神経が活発になります。緊張したり、興奮したり、イライラしたときにも交感神経は働きやすくなります。そして、家に帰ってきてリラックスモードに入っているときは、副交感神経が活発になります。この副交感神経がしっかり働くことで、徐々に眠たくなり、脳も体も就寝モードに切り替わります。
しかし、更年期にはこの自律神経の切り替えがうまくいかず、乱れやすくなってしまうのです。
というのも、更年期にはエストロゲン(女性ホルモン)の分泌が急激に減少します。そうすると、脳の視床下部という部分が混乱し、うまく働かなくなってしまいます。視床下部は自律神経も調節しているため、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。
ですので、更年期には「朝シャキッと目覚めて元気に活動して、夜になるとゆっくり眠る」という切り替えができにくくなります。
睡眠障害(睡眠トラブル)
「夜中なかなか寝付けない」「夜中ぐっすり眠れていない」などの睡眠トラブルが原因で、朝起きれなくなることもあります。
「更年期障害による不眠・眠れない原因と解消法とは【薬・生活習慣】」の記事でもご説明していますが、主にホルモンバランスの影響で、更年期には睡眠トラブルをおこしやすくなります。
夜中なかなか寝付けず、眠りに入るのが遅くなると、どうしても朝起きられなくなります。また、夜中に何度も目が覚めてしまう人も、朝起きにくくなっているはずです。このような睡眠トラブルがある方は、「朝早く起きるように気を付ける」よりも、「睡眠トラブル」を解消することをおすすめいたします。
朝起きられるようになる方法

①光目覚まし時計を使う
②軽い運動をする
③寝る1~2時間前はスマホ・パソコンを見ない
④夜ごはんは就寝3~4時間前までに済ませる
これらのことをするようにしてみてください。
光目覚まし時計を使う
光目覚まし時計とは、その名の通り「光」で部屋を照らすことによって脳を起し、自然と気持ちよく目覚められる時計のことです。テレビなどのメディアで紹介されたことで人気急上昇中なんですよ。
私たちは朝の日光を浴びることで脳が目覚め、自然と目が覚めるようになっています。しかし更年期には、誰しもが自律神経が乱れやすく、朝日を浴びてもどうしても朝起きにくくなってしまいます。
光目覚まし時計は、コンビニの何倍もの明るい光で部屋を照らしますので、脳が光を感じ「朝だ、そろそろ起きよう」と自然に起きることができるようになります。
「大切な用事があるのに、朝起きられないなんて困る」「毎日仕事に遅刻しそうになって、本当に困っている」というあなたは、ぜひ光目覚まし時計を活用してみてはいかがでしょうか?
軽い運動をする
軽い運動をして少し疲れをためておくことで、夜中ぐっすり眠りやすく、朝の目覚めも良くなります。
ストレッチ、ウォーキング、ジョギング、ヨガ、水泳など、どんな運動でもかまいません。無理なく体を動かせることをしてみてください。「運動するのは苦手だな、嫌だな」と思う方は、出かけたときに一駅分歩く、いつもは車や自転車で移動するところを徒歩にしてみる、などでもかまいません。
少しでも運動をすることで寝つきがよくなり、朝も起きやすくなりますよ。
寝る1~2時間前はスマホ・パソコンを見ない
寝る前は、スマホ・パソコンなどの電子機器を見ないようにしましょう。スマホやパソコンから出ているブルーライトを見ると、目がさえてしまい、夜の寝つきが悪くなることがあります。
夜ごはんは就寝3~4時間前までに済ませる
ご飯を食べると胃や腸などの消化器官が働くため、体が目覚めた状態になります。ですので、夜中しっかり眠って、朝シャキッと目覚めるためにも、夜ごはんは就寝3~4時間前までに済ませるようにしましょう。
特に夜ごはんのあとの「お夜食」を食べる習慣がある方は、それをやめるだけでも、寝つきがよくなることがあります。