更年期にパニック障害をおこす原因は?どんな症状がでるもの?

「更年期になってから、動悸がおきるようになった」「このまま死ぬのではないかと思うほどの不安感におそわれる」ことがあると、自分はパニック障害なのではないか?と疑ってしまいますよね。

この記事では、
・更年期にパニック障害をおこす原因
・そもそもパニック障害とは

についてご説明させていただきます。

 

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更年期にパニック障害をおこす原因

更年期に悩む主婦・山田さん
更年期にパニック障害を発症するのは、何が原因なのでしょうか?女性ホルモンに関係があるんですか?
くみちゃん先生
パニック障害を発症する原因は、
①脳機能が異常になっている
②心理的な要因

だとされています。ホルモンバランスが原因ではありません。

 

脳機能異常

パニック障害は、私たちが「不安、怒り、恐怖、不快」などを感じる恐怖神経回路が活発になりすぎることが原因ではないかと指摘されています。

本来、恐怖神経回路は、神経伝達物資の「セロトニン」によってバランスが保たれています。セロトニンは、日光を浴びると体の中で作り出すことができて、心を安定させる働きがあることで知られていますね。

しかし、何らかの原因によってセロトニンがうまく働かなくなったり、セロトニンの量が減少してしまうと、恐怖神経回路が活発になりすぎてしまうのです。そうなることで、パニック障害の症状がおきてしまいます。

 

心理的要因

強いストレスや、心理的な負担が原因で、パニック障害をおこすことも分かっています。

厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」によると、パニック発作をおこす人は、以下のような心理的要因が関係しているケースが多いと指摘しています。

パニック発作の原因として多いとされているケース

  • 過去に何らかのきっかけがあった
  • 発症前1年間のストレスが多い
  • 小児期に親との別離体験をもつ

更年期は、更年期特有のストレス・悩みを抱える人が多くなります。更年期障害を発症すると、寝込むほど体がしんどくなったり、原因はないのに急に不安感に襲われたりと、ストレスを感じやすくなります。また、夫婦関係がうまくいっていない人や、子どもの進路・将来が心配な方もいらっしゃるでしょう。自分だけでなく、ご両親の体調や病気、また介護問題などに直面している人もおられるはずです。

自分一人ではどうすることもできないような悩みがあったり、心が折れそうなほどのストレスを抱えていると、急にパニック障害による発作を引き起こすことがあるのです。

 

パニック障害とは

くみちゃん先生
ここからは、改めて「パニック障害」とはどのようなものなのか、説明していきますね。

パニック障害とは、「不安障害」の中の一つで、急に動悸がひどくなったり、「死ぬのではないか」と感じるほど強い不安感におそわれる病気のことです。

18歳から60歳までの全ての年齢層で、同じくらいの発症率があります。男性より女性の方が約2.5倍ほど発症率が高いといわれています。しかし、60歳を過ぎると発症率は低下していきます。(参考:厚生労働省)

 

パニック障害の症状

パニック発作

動悸、息切れ、胸の痛み、息苦しさ、吐き気、めまい、ふらつき、手足の震えなどの身体的症状や、現実感の喪失、死んでしまうのではないかという恐怖感、発狂するほどの不安感などの精神的症状が突然おきて、何度も繰り返します。これをパニック発作と呼びます。

「死ぬのではないか」と思って救急車で病院へ運ばれることがありますが、パニック発作は約10分程度でおさまることが多いため、病院についている頃には症状がおさまっていた・・・ということも多くあります。

 

広場恐怖症

広場恐怖とは、「パニック発作がおきると逃れられない」とか「発作がおきたときに誰も助けてもらえない」という状況になるのが怖いため、電車などの乗り物にのれなくなることを指します。パニック障害をもつ人のほとんどが、広場恐怖症も伴っているといわれています。

漫才コンビ「中川家」のお兄さんがパニック障害による広場恐怖症をおこし、「電車に乗って仕事に行けなかった」「一人では電車に乗れないので、弟についてもらっていた」のを、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

パニック障害をもっている人のほとんどが、広場恐怖症を発症するとされています。もしあなたがパニック発作だけでなく、「電車に乗れなくなった」「人がたくさんいる人に一人で行けなくなった」という症状がある場合、確実にパニック障害をおこしていると言えるでしょう。

 

更年期にパニック障害かなと思ったら

もし「自分がパニック障害かもしれない」「発作が出て日常生活に支障をきたしている」ようであれば、早めに心療内科か精神科を受診するようにしてください。

「更年期のパニック障害だから、婦人科に行くべきかしら?」と迷う人もいらっしゃるのですが、パニック障害は基本的にホルモンバランスの乱れによって発症するものではありません。婦人科では、適切な診断・治療をしてもらえない可能性が高くなりますよ。

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