更年期障害改善にセントジョーンズワートを飲むのが危険な理由!

更年期に悩む主婦・山田さん
セントジョーンズワートは、更年期障害にも効果がありますか?
くみちゃん先生
実は、はっきりと「効果がある」「効果がない」と断言することはできません。と言うのも、「効果がある」というデータもあれば「症状が悪化した」というデータもあるんです。
更年期に悩む主婦・山田さん
そうなんですね。じゃあ、セントジョーンズワートは服用しないほうがいいでしょうか?
くみちゃん先生
もしもあなたがうつ病を発症している場合、症状が重篤化したり激しい副作用をおこす可能性が否定できないため、当サイトではおすすめしていません。

セントジョーンズワート(和名:セイヨウオオギリソウ)とは、ハーブの一種です。「幸せホルモン」とも呼ばれているセロトニンを補うことで、抑うつ・イライラ・不眠などを解消すると言われています。ヨーロッパでは、抑うつ症状を抑える作用があるとして、処方薬にも使用されています。

厚生労働省がまとめたデータによると、「抽出物は、軽症あるいは中等症の抑うつに対してはおそらく有効である」としています。

しかし、「Hypericum perforatum with Vitex agnus-castus in menopausal symptoms: a randomized, controlled trial.」という論文では、更年期症状のある女性100名にセントジョーンズワートを摂取してもらったところ、更年期症状は改善されていなかったというデータも報告されています。

厚生労働省が「おそらく有効である」としているため、きっと効果があるのではないか?と期待してしまいますよね。ですが、日本でセントジョーンズワートはうつ病の薬とは認められていないことを考えると、その効果には疑問符がつくのが現状です。

厚生労働省の「統合医療情報発信サイト」においても、「病院に行くのを先送りにするために、セントジョーンズワートを利用しないでください」「病院で受けている治療がある場合、その代わりにセントジョーンズワートを利用しないでください」と公表しています。

「更年期障害でうつになる?更年期うつ・うつ病の違いと治療法とは」の記事でも説明していますが、うつは脳内の物質が正しく働かなくなる病気のことです。

「気分が落ち込んでいる」「眠れない」というときに服用した場合、大きな副作用はないかもしれません。しかし、うつ病を発症しているときに誤った治療法をとってしまうと、「自殺願望」「知覚障害」など、症状が重篤化する可能性があります。

もしもあなたが「絶対にうつ病ではない」と断言できるのであれば、摂取をしても問題はないと考えられます。しかしそうでないのであれば、当サイトとしては、セントジョーンズワートの摂取はおすすめしません。

 

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セントジョーンズワートと併用できない薬

くみちゃん先生
セントジョーンズワートは、以下のお薬との併用は禁止されています。
併用禁止の薬
抗うつ剤
経口避妊薬
シクロスポリン(移植臓器に対する身体の拒絶反応を防ぐ)
ジゴキシン(心臓病薬)
インジナビルおよび、可能性としてその他のHIV感染症治療薬
イリノテカンおよび、可能性としてその他の抗がん剤
抗てんかん薬(フェニトイン、フェノバルビタールなど)
ワルファリンおよび類縁の抗凝固剤
(引用:厚生労働省)

「抗うつ剤の効果を高めるために、セントジョーンズワートも服用する」という人も中にはいらっしゃるのですが、抗うつ剤との併用はとても危険です。重篤な副作用が出る恐れがありますので、絶対に併用しないでください。

 

セントジョーンズワートの副作用

セントジョーンズワートには、以下のような副作用が出たとの報告があります。しかし、人種・服用条件・症状などが全く同じ訳ではないので、あなたにも同じような副作用が必ず起きるという訳ではありません。あくまで、このような事例があった、という事実です。

35歳男性 (トルコ) が、不眠のためにセイヨウオトギリソウ抽出物をコップ1杯摂取したところ、不安、動揺、動悸、息切れ、胸部不快感、吐き気、視力喪失、現実感喪失などを伴うパニック発作を起こした。

大うつ病の47歳女性 (イタリア) が、服薬により症状が安定したことから、自己判断で薬の服用を止め、セイヨウオトギリソウを10ヶ月間摂取したところ (摂取量不明) 、興奮、不安などの精神障害を呈した。

39歳男性 (オーストラリア) が、落ち込んだ気分の改善目的でセイヨウオトギリソウ製品を摂取目安量の2倍、4週間摂取したところ、躁状態を生じ、摂取中止と加療により改善した

更年期障害で抑うつ状態になったらどうするか?

「更年期障害でうつになる?更年期うつ・うつ病の違いと治療法とは」の記事でもご紹介していますが、まずは婦人科へ行き、更年期障害かどうかを検査してもらいましょう。更年期障害かどうかが分かれば、正しい治療法も分かります。

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