母(妻)が更年期でイライラしている本当の原因と家族ができる対応

「更年期だからか、お母さんがイライラして困っている」「母が小さいことにイライラして怒りっぽい。とても話ができない状態で困っている」という方、多いのではないでしょうか。あなたのお母様は、更年期障害が原因でイライラしてしまっている状態です。

こちらでは、私が実際に更年期障害をわずらった経験から、「イライラする母に対してどんな対応をとればいいのか」についてご紹介させていただきます。早め早めに対応することで、あなたも、お母様も楽になることができるはずです。ぜひ、参考にしてくださいね。

 

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更年期障害について知る

イライラする原因

まず、あなたのお母様がなぜイライラしているかについて、しっかり知っていただきたく思います。というのも、イライラの原因を知っているか知っていないかで、あなたができることや対応も大きく変わってくるからです。

あなたのお母様がイライラしているのは、更年期障害を発症しているからです。更年期障害とは、加齢に伴い卵巣機能が低下し、エストロゲン(女性ホルモン)が欠乏することによっておきる病気のことです。

「お母さんがイライラしてるのは更年期だから」「更年期に入ったら誰でもイライラするもの」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、更年期に入ったからと言って、誰しもがイライラしたりヒステリーをおこす訳ではありません。

エストロゲン(女性ホルモン)が減少することによって受ける影響は、それぞれ違います。人によっては「更年期障害の症状がいっさいでなかった!」まま、更年期を終える方もいらっしゃいます。あなたのお母様は、エストロゲン減少の影響を強く受けて、イライラにつながっているのです。

初めにもお伝えしましたが、更年期障害はホルモンによるもので、あなたのお母様が今の状態になりたくてなった訳ではありません。お母様も心の中では「何でこんなにイライラするの!?」「私もなぜこんな風になるか分からないのに、誰にも理解してくれない!」と孤立感があるかもしれません。

些細なことでイライラされて、ネガティブ発言ばかりされたり、口げんかになったり、あなたもつらい思いをされていることでしょう。ですが、お母様もきっとおつらいのだと思います。「母はそうなりたくてなっている訳じゃないんだ」と思うと、また気持ちが変わりませんか?

 

イライラ以外の症状もでる

更年期障害を発症すると、「イライラする」「怒りっぽくなる」だけでなく、急激に大量の汗をかく「ホットフラッシュ」、「めまい」「頭痛」「肩こり」「体がだるくなって動けない」などの身体的症状や、「急に気分が落ち込む」「不安感にさいなまれる」などの心理的症状もでることがあります。

お母様も「イライラ」だけでなく、疲れやすい、倦怠感があるなどの体の不調があり、思うように動けず、さらにイライラしやすくなるという悪循環にはまっているかもしれません。お母様はイライラしやすくなっている他に、なんらかの症状がでてはいませんでしょうか?

 

更年期障害の治療を検討する

更年期障害は、エストロゲンが減ることによっておきる病気です。もちろんストレスや心理的なものも関係がありますが、大きな原因はエストロゲンの減少です。「もう少し様子を見るか・・・」と思うかもしれませんが、おそらく時間をおいても改善しない場合がほとんどです。

また、更年期障害は一度発症すると、比較的長い間発症し続けることになります。人によりますが、1年以上、長い人で数年間発症し続ける人もいらっしゃいます。

「もう少し様子を見ればマシになるかな?」と思うかもしれませんが、その通りになることはおそらくなかなかないと思われます。ぜひ、お母様とあなたのためにも、早めに更年期障害の治療を検討するようにしてください。

更年期障害には、もっとも有名な治療方法である「ホルモン補充治療」、何らかの理由によってホルモン補充治療を受けられなかったり、合わなかった場合に行う「漢方治療」、ほかには「サプリメント療法」などがあります。

お母様のイライラやヒステリーがあまりにひどい場合、まず婦人科や更年期外来へ行って、検査を受けることをおすすめします。婦人科では内診や血液検査をしたのちに、どのような治療方法で治療を進めていくか決めていくことになります。

上の記事でもご説明していますが、病歴や条件によってはホルモン補充治療が受けられない場合があります。そのような方は、漢方治療がおすすめです。病院で症状や体質を診てもらい、それに合わせて処方をしてもらうことになります。薬局でも更年期障害に適した漢方薬が売っていますので、お母様が「病院に行きたくない!」と反発されていらっしゃる場合は、こっそり買ってきて飲んでもらうのがよさそうです。

また、サプリメントも手軽に購入できて、漢方よりも服用しやすいため、「薬は嫌い!」「なんでこんなもの飲まないといけないの!」とおっしゃるお母様がいらっしゃる場合は、サプリメントが適しているでしょう。

 

更年期障害の治療が合わない場合は?

人によって、婦人科や更年期外来で更年期障害の治療をうけても、症状がよくならない場合があります。その場合は更年期障害によるイライラではなく、精神障害によるイライラの可能性があります。

更年期には、ホルモンバランスが原因で発症する「更年期うつ」と、心理的な原因で発症する「更年期のうつ病」を発症することがありますが、どちらも症状がよく似ているため見分けがつきにくいものです。

「更年期障害でうつっぽくなったり、イライラしているんだな」と思って治療を受けようとしたら、「実際には更年期障害ではなく、単純にうつ病が原因だった」ということもあり得ます。

うつ病は「脳にある物質が、正しく働かなくなる病気」です。うつ病を発症している場合は、「できるだけストレスを溜めないように」しても、「できるだけ心理的負担がかからないようにゆっくり」しても、軽減・改善する期待は薄いものなのです。

更年期の治療をしても症状が良くならない場合は、ぜひ心療内科や精神科へ受診するように促してあげてください。

 

あまりにイライラがひどい場合は?

「母のイライラやヒステリーがあまりにひどすぎて、とてもじゃないけど一緒にいられない」「けれど、私以外見てあげられる人がいない」という方もいらっしゃるかと思います。

肉親ですから、たとえあなたがイライラして耐えられなくなったとしても、「結局心配になってほっておけない」という方も多いと思います。ですが、あまりに症状がひどい場合は、少し距離をとることも大切です。

今のお母様は、「とにかく抑えきれないイライラを誰かにぶつけたい」状態です。特にヒートアップしているときには、あなたがそばにいれば、イライラの矛先はあなたにむいていきます。

心配なお気持ちもよくわかりますが、必要以上に近くにいなくてもかまいません。もちろん「無理に距離をとる」訳ではありません。ただ、心配して必要以上に距離が近くなっているのであれば、それはする必要はないよ、とお伝えしたいのです。

お母様も一人の時間があれば、イライラをぶつける相手がいませんから、気持ちも落ち着きやすくなるでしょう。

 

「母が更年期でイライラする」記事のまとめ

お母様がイライラしていると、あなたがた家族も困ってしまったり、とても心配になってしまいますよね。ですが、更年期障害は合った治療を受けることで改善・軽減することができる病気です。早めの対応をとることで、お母様も家族のあなたも負担が減ることでしょう。

また、更年期障害はいつか必ず終わりがくるものです。「お母さんは永遠にこのままなの?」なんて不安になってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。今はとてもお辛いかもしれませんが、必ず更年期障害がなくなる日がきます。

どうか、お母様のイライラが早くおさまりますように、更年期障害が改善しますように、心から願っております。

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